ルポ 米国発ブログ革命とレッドゾーン

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最近、いくつか、当たりの本に巡り合っていい気分。まず、ルポ 米国発ブログ革命、面白い新書でした。

アメリカの大統領選で、民主党の大統領候補者8人のうち7人を集結させた「オフ会」を開いたブロガー。その人物こそ、ネット上にて「デイリーコス」を主催するマルコス・モーリツァス、36歳。普通のどちらかいえば貧しいマルコス青年。共和党が進める政策に、おかしいだろ!ってブログを展開。あれよあれよという間に大統領選で、そして、今でも最も注目を集める報道ブログに。

このマルコス青年のインタビューを皮切りに、全米を震撼させたスクープを放つ主婦レポーター、いろんな人たちが出てきます。

この本を読むと、既存のマスコミを打ち崩した読者参加の報道メディアの可能性が見てとれるけど、日本ではまず難しいだろうなと思います。日本では、スクープ系の報道型よりも、武雄で見られるような、まちづくりの情報発信型が主流になるだろうなと勝手ながら予想。

しかし、この本は読んで損はないと思います。


それと、今映画で話題レッドゾーンハゲタカハゲタカⅡは読んでいないので、つながりが少し分かりにくいところがあったんですが、読み応えあり。細かい人間的なリンクで首を傾げる部分があるにはあるけど、圧倒的な構成力とスピード感でそんな些細なところは吹っ飛んでしまうストーリー展開(笑)。

日本、中国、アメリカ、製造業、金融、乗っ取り、CIC、何でもあり。

睡眠を忘れてのめり込んだ久しぶりの本で、最初の作品からきちんと読もうと思います。


今朝、武雄では震度3の地震を含めて何度か地震がありましたが、被害等は出ていないようで安心しました。佐賀県少林寺拳法大会に出席。カメラを持っていってれば良かったと思わせるほど、迫力がありました。礼儀作法が行き届き、子どもたちが武道に親しむのはとても意味がありますね。
by fromhotelhibiscus | 2009-06-28 23:05
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