メディカル・リンク・タウン

今日の読売新聞の2面にわたってドカンと掲載。あまりに大きくてスキャンできません。

僕の発言は、

第一部「危機克服へ」では、

☆武雄市では今、レモングラスが売れているが、イノシシは問題になっており、「いのしし課」を新設した。今までは駆除するだけだったが、ジビエ(野生鳥獣肉)として販路ができてきている。マイナス資源をプラスにした例だ。

☆日本には基礎自治体が約1800ある。武雄市もその一つの細胞だ。各細胞が元気になれば、日本も元気になる。それぞれの細胞の情報発信が大事だ。

☆(道州制の)議論はもう終わっている。あとはやってみることだ。道州制も九州が最初になることが大事だ。

第二部「共生目指して」では、

☆アジアが日本に期待するのは医療だ。医療は観光や農業にもつながる。医療を核としたメディカル・リンク・タウンの構想を練りたい。女性が元気だというのもアジアの特徴。武雄市では、平均年齢75歳の8人アイドルグループ「ガバ」が活躍している。情熱あふれる女性で何かしかけたい。

☆日本に足りないのは、挑戦の気持だ。我々はレモングラスやいのしし肉を特産化し、いろんな団体と組んでいる。組めば1+1が5になる効果を生む。

☆住民の皆さんにはもっと首長を活用してほしい。市長の名刺で訪問すると、大方の人は会ってもらえる。首長は飛び道具だ。
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この新聞のおかげで、全国の皆さんからメールや電話を頂きました。よく、あんなことをメモも無くてアドリブで言えますね、と指摘されますが、違います。

市役所の事務方からいつもレクチャーを受け、分からないことは、こっちから市役所の担当に聞きますし、それでも分からない場合は、霞が関の官僚の皆さん(ここはいろいろ悪口言われますが、世界でも有数のシンクタンク。)にメールか電話。要は「分からない」状態にいることがいやなんですね。これは理性を重視した哲学者デカルトの影響を受けています。

ただ、矛盾するけど、思いつきや感性にものすごく頼っています。失敗することが多いのは、思いつきで発言するからでしょう(苦笑)。この辺は、芸術家魯山人の影響かな。また、何かを発言しようとするときは、新聞の見出しになるようなコンパクトでインパクトのあるフレーズを必ず滑り込ませます。これは糸井重里の影響。

例えば、いのしし課のように。例えば、佐賀のがばいばあちゃん課のように。これからシンポの時に反響の大きかった「メディカル・リンク・タウン構想」について詰めていきます。今月下旬、夜にいくつか講演があるので、こんなことを話そうと思っています。
by fromhotelhibiscus | 2009-05-08 23:00
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