クレソンと由布院

観光地で注目し続けているのはやはり九州三湯物語の一角を占める由布院。なぜ、由布院が人気があるのかと自分でも見て聞いて行って得心したのは、食。

郷土食に限らず、イタリアンも蕎麦、カフェ。超一流。その中で、今回、紹介したいのは鍋。

以前、東京や大阪時代は、鍋は得意ではありませんでした。その鍋が大好きに変えたのは由布院。市長になってすぐに、とある旅館で鴨鍋を頂きましたが、この鴨鍋。こんな感じでクレソンがふんだんに。このクレソン。地元の契約農家から朝採れ立てを持ってきてもらうとのこと。
クレソンと由布院_d0047811_18454197.jpg

クレソン。美味しい。瑞々しい。この鴨鍋。鴨とクレソンとお出汁だけ。最後はおじや。別の機会に頂いたクレソンスープもまた色もきれいだし、美味しかったです。

このクレソンのように、由布院のすごいところは食材のほとんどが、地元の農家の皆さんと結びついているところ。

とある農家の方から話を聞いたのは、地元のレストランや旅館がふんだんに使っていることで、その意見を取り入れてさらにいいものを作ろうとするインセンティブが働く、そして、所得が上がり、しかも、由布院ブランドとして、外で高く売れる、とのことでした。

また、面白かったのは、旅館で紹介してもらって、実際に畑まで観光客が来ているとの話。

この辺は、京都の京野菜につながるところもあるんですが、農業と観光、食べることをうまくセットにできれば、武雄を含む観光地は発展できる余地はまだまだあると思っています。
クレソンと由布院_d0047811_2224888.jpg


今日は当初予算の市長査定。180億円の歳出先を決定します。税収の落ち込みの中、いかにメリハリのある予算案にするかを念頭に置きました。

来年度の目玉は、市民から要望の強いイノシシ対策とイノシシを活用した新興に関する予算案です。その他、福祉・子育て(医療)に配慮した予算案となっていきます。
by fromhotelhibiscus | 2009-02-03 22:28
<< 千客万来 災い転じて福の味 >>