救急救命士からのメール

はじめまして。私は救急救命士です。いつもブログは拝見させてもらっていますが初めてメールします。

先週の週末、救急車で武雄市民病院へ傷病者をおつれしたところ救急玄関がピンクに塗られてびっくりするとともに、玄関口に医師、看護師にまじって市長の姿があったのでメールいたしました。

トップ自らが現場の姿を見て、市民病院を良くしていこう、改革するんだというつよいおもいを感じました。

近年、全国的に産科・小児科の救急が問題になっていますが、私たちの杵藤地区はそれに加え休日、夜間の病院手配に苦労していました。

武雄市民病院の救急受け入れが再開されてから、私たちの救急現場活動は非常にスムーズになりました。
 
先日搬送した方のようなケースがよい例で、土曜の夕方(地元開業医は休診が多い)道路で転倒し骨折疑いの老人だったのですが現場に到着し容態観察、処置、救急車に収容し病院連絡、搬送を開始するまでわずか8分でできています。

救急再開される前の同様のケースで調べてみると病院手配4,5件(近くの医院から電話する)、搬送を開始するまで30~40分はかかっていました。

受け入れ病院がなかなかみつからず現場に長く滞在するので傷病者本人も家族もいらだち、私たち救急隊にあたられることもしばしばありました。

武雄市民病院の救急医療再開は、24時間365日勤務する私たち救急隊にとっても、救急車を要請される武雄市民の皆さんにとっても、心強く、安心して生活していける礎だとおもいます。

これからも武雄市民のために一緒にがんばりましょう。



私自身、市長に就任させてもらって、3年目。市民病院を含む現場にいる時間を極力長くしていますが、第一線の現場で苦労している皆さんからの声は多くのことを伝えています。

本来あるべき市民医療が徐々にではあるけれども、実現してきていると思っています。


昨日は、武内町多々良地区での市民病院説明会。50名弱。ほぼ全世帯からお越しいただきました。22時近くまでありがとうございました。
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by fromhotelhibiscus | 2008-09-04 23:59
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