ドラマ佐賀のがばいばあちゃんで論文が生まれました。

ドラマ佐賀のがばいばあちゃんで論文が生まれました。_d0047811_8364966.jpg立命館大学の中村彰憲准教授といえば、新進気鋭の映像関係の人気研究者。武雄にもお越し頂いたり、逆に僕が以前、立命館大学で講義したり、同世代で、片や大学の先生、片や政治家と、異文化交流を続けていました。


今回、その中村准教授が、ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」を題材に、地域映像コミュニティ政策の論文を発表されました。

ちなみに、多くの大学の論文は、これが日本語!?って思うくらいに分かりにくいし、自分の読解力の無さを嘆くことしきりでしたが、この論文は、江森浩子プロデューサー、初代・佐賀のがばいばあちゃん課長の白濱さん、犬塚君、行革課の樋渡君達の姿がまざまざと映し出されています。

まるで、映像を見ているようで、中村先生の筆力には恐れ入ります。がばい後も、

また、07年度の中核的イベントとなった武雄市出身の戦場カメラマン一之瀬泰造氏の写真展と連動して世界のばあちゃん写真展も開催。このような連動企画の意図について樋渡市長は「ストーリーをヒストリーとして繋げていく事でそれぞれを紡いでいくこと」(樋渡2007b)を意識したと強調した。

このように「がばいばあちゃん」ロケ誘致が収束した後も、様々な活動の場が自治体側から提案、または住民より自発的におこなわれ、現在に至っている。


とあります。

論文はこちらです(pdf)。ぜひご覧ください。
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こうやって、自治体の政策が、マスコミ、そして、アカデミズム(大学)から冷静・客観的に、また分かりやすく分析をされるというのはとてもいいことで、これこそが本当の政策評価だと考えています。

中村先生、次回はGABBAの分析をお願いします。ありがとうございました。
by fromhotelhibiscus | 2008-07-10 21:32
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