慰霊の日

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沖縄での組織的戦闘が終わったのが63年前の今日。沖縄では、この日を慰霊の日と定め、追悼式が行われます。

自分自身が、12年前に、橋本総理の強いリーダーシップの下で、というか末端で、この沖縄問題をスタートしたので、この日には、特別な思いがあります。以来、およそ間を挟んで4年ほど沖縄に深く深く関わりました。

沖縄の皆さんと、本土の僕たちとの意識の埋めがたい差。本土の僕たちの沖縄への本質的な関心の無さなどに申し訳なさと焦燥感と。そして、沖縄の人たちにも、いい悪いは別にして、そういった思いを理解してほしいと切実に思った在任時。

沖縄に「仕事で」かかわった本土の人(ヤマトンチュー)は沖縄を心底愛するか、全く離れるかと言いますが、僕は珍しく前者。意見をぶつけ合うことで、県庁やマスコミに多くの友人ができ、いまだに交流が続いています。


この追悼式が行われる公園の先に、東シナ海に突き出た摩文仁(まぶに)の丘があります。何度か行きましたが、とてもここで集団自決があったり、悲惨きわまる戦闘があったとは思えません。

どういう形で、戦後から遠く離れた今、戦争の悲惨さ、平和の尊さを次代に伝えていくのか、改めて難しい時代になったなぁって思いました。
by fromhotelhibiscus | 2008-06-23 23:59
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