後期高齢者制度

後期高齢者制度については、市のHPでも概要を掲載していますが、制度開始後の混乱、厚生労働省の二転三転の説明振り。いずれにしても、天引きもそうですが、何よりも年齢で分けるのは最悪だったと思います。

はたまた、野党の無責任な後期高齢者制度の廃止法案。民主党は私の記憶では、先のマニフェストでは、高齢者医療制度の創設をうたっていたはずですが、どうなったんでしょうか?

自民党は自民党でいつもの小手先修正の模様。これだと高齢者の方の納得は得られません。


今日、たまたま、サンデープロジェクトを見ていたら、田原さんがいいことを言ってました。

今の日本は高負担・高福祉、低負担・低福祉でもない。低負担・中福祉だと。、

この差(低⇔中)が、世界一早く進む少子高齢化の影響で、巨額な財政負担を生んでいるわけです。

では、どうするか。このブログでも何回か書いていますが、私は税方式しかないと思っています。消費税を数パーセント上げることでこの問題が回避できるのであれば仕方がないと考えます。

もちろん、行政の無駄の見直し、国民の信頼回復がその前提であることは言うまでもありませんが(特に後者は難しいでしょうね。)。無駄といえば、国会議員もその対象でしょう。特に暴れん坊将軍のような参議院は必要なんでしょうか。
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詳しくは書けませんが、消費税が25%のスウェーデンのような北欧の高負担・高福祉は無理で、中負担・中福祉が日本型かもしれません。

全額税方式にすれば、今まで保険料を払った方との均衡をどうするんだという難しい問題も横たわりますが、制度はシンプルが一番です。なぜか。あまり複雑にすると、また、社会保険庁のような問題になるし、それだけコストが発生するからです。

あと、評判が悪く立ち消えになった国民総背番号制(私も元来好きではないが、アメリカでは普通)も、保険料の給付や確認のためには必要かもしれません。というのも、番号だと、氏名の勘違い、姓の変更等ないわけですから。


私としては、短期的な見直し(低所得者の減免拡大など)、中期的な見直し(税方式へ)を一緒に、国に対して要望しなくてはいけないと考えています。
by fromhotelhibiscus | 2008-05-25 20:54
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