週末読書日記

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竹中平蔵さんの「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌 」を読みました。

6年位前に、竹中さんが金融担当大臣をしているとき、日本の金融は、伸るか反るか、沈没するか否かだったわけで、僕は沖縄新法のチームに入っていて、同じ内閣府でありながら、部下ではなかったけど、エレベーターでは一緒でした。

暗いエレベーターの中で、柔和な顔に厳しい思いつめた目。いつも大勢の報道陣に囲まれていても、冷静な受け答え。もちろん、当時から只者では無いと分かっていました。
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その竹中さん。構造改革の当事者として、本をリリース。学者の目、政策マンの目、大臣の目。いろんな目が交差する、そして、極めて分かりやすい本です。

首長として竹中さんがやったことに全面的に賛成ではないけど、いろんな無駄・無理、理不尽なことを取り除いてくれたことには感謝しています。そして、何よりもすごいのは、

戦略は細部に宿る。

官僚任せにせずに、改革の骨抜きを防いだこと。

ここ武雄でも企業誘致の成功など、地方でも、再生の足音がようやく聞こえるようになりましたが、小泉・竹中さんの功績だと率直に思ってます。
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しかし、このお二人の登壇、そして退場で、厳しい地方財政運営になったことは間違いないです。護送船団方式は完全に終焉。生き残るか夕張のようになるか、自治体次第になっています。改めて、この本を読みながらそう感じました。5年半、お疲れ様でした。


今日の夜は東川登で陣内孝雄参議院議員を囲む会。今日もまた多くの皆さんに集まっていただきました。竹中さん、陣内先生、実力ある政治家のお話を聞くのは本当に楽しみです。

(画像は釜山です。)
by fromhotelhibiscus | 2007-03-24 23:06
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