酒井田柿右衛門先生

今晩、酒井田柿右衛門先生とお目にかかりました。柿右衛門先生といえば、人間国宝。佐賀県陶芸協会会長等、いろんな役職についておられます。
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赤絵と濁し手の柿右衛門。世界にその名が轟いています。かなり緊張してお話を伺ったのですが、にこにこ、

●先生● 市長。歴史はおもしろかよ。
○ひわ○ はっ!?

●先生● 中国のマネをして、有田で焼き物が始まったよね。
○ひわ○ 1600年代初期の有田はそうですね。

●先生● その後、中国はどうなったか知っている?
○ひわ○ 知りませんが、確か、中国の貿易は途絶えたのでは?

●先生● 歴史の教科書はそうだけど、中国はしたたか。密貿易してたんだ。
○ひわ○ その頃の有田焼は中国の代わりにヨーロッパを席巻してました?

●先生● そう。売れまくっている有田を見習って、今度は中国が頑張った。
○ひわ○ 有田と中国で陶芸家同士が競い合ってたという見方ができますか?

●先生● できる。競い合って、双方が伸びていったんだろうな。
○ひわ○ なるほど。現代にも通じる話ですね。

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先生が若い私に語る目は春風のように優しく、意外だったのは、オモシロイという言葉を連発されていたということでした。先生、ありがとうございました。
by fromhotelhibiscus | 2006-12-15 23:59
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