光と影

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以前、服部幸應先生も武雄でお話されていましたが、

蛍光灯文化は白く明るすぎてダメだ。日本は明かりに無頓着ではないか。自分の家では家族そろって、ロウソクで夕ご飯を食べている。ロウソクだと女房も10歳以上若く見える。

と爆笑を買ってました。
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ところで、カメラを頻繁にとるようになって感じることは、日本、特に、武雄のような地方は、「光と影」と二項対立ではなくて、「光とも影ともいえないもの」をデジカメのモニターを見ながら感じることがあります。
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このなんとも言えない「こと」を「文化」まで昇華させたのが、他ならぬ京都だと思います。もっと、日本は京都を見習わなくてはいけないと感じます。


谷崎潤一郎が京都で礼賛したような、そして、「佐賀のがばいばあちゃん」ロケ隊の天才照明師の田頭さんもお話されていましたが、「障子越しの光、そして自然の光に勝つ、光は無い」と。

今日は沖縄で買った芭蕉布のランプを見ながらそんなことを考えています。これから、仕事で外出です。
by fromhotelhibiscus | 2006-11-18 10:30
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