橋本龍太郎総理

今日は大阪で朝から活動。午後は大阪北部の自治体有志から成る研究会に呼ばれ、自治体職員の皆さんの前で、大阪市立大学の橋爪先生と僕とで対談。
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1時間程度の対談でしたが、その中で僕は「トップは若い同僚職員にも気さくに声をかけて、また、フロアーを駆け巡るべきです。」という発言をしました。


帰りの新幹線の中で、ニューステロップに「橋本元首相・死去。1府12省体制に道筋」。

思わず読んでいた本が膝から落ち、今から9年前に急遽、内閣官房に召集され、1府12省体制の基本法案を一気に作るタコ部屋に押し込められたときの記憶が蘇りました。

その日から不眠不休。休日なし、1日20時間勤務の3か月。

いつぞや、深夜のオフィスに電話が一本。

◎「ハシモトだけど。」
樋渡「どちらのハシモトさんですか?在職の省を名乗りましょう。」
◎「内閣総理大臣の橋本です。」
樋渡「・・・。まことに申し訳ありません。大変失礼申し上げました。」
総理「いいんだ。しっかり元気に仕事をやってくれ。深夜までご苦労さん。」


新幹線の中で涙が零れ落ちました。他の場面でもペーペーの僕らにきさくに声をかけてもらったり、冒頭の僕の発言はまさに橋本総理を参考にしていました。

今日は書きませんが、小泉さんがここまで仕事ができたのも、橋本総理が執念で作り上げた中央省庁体制があればこそだと確信しています。


仕事に厳しくも、当時の僕らのような末端の部下まで愛した橋本総理。心からご冥福をお祈りします。自宅玄関に咲いた、総理が愛した沖縄のハイビスカスを添えます。ありがとうございました。
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by fromhotelhibiscus | 2006-07-01 23:59
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