新幹線と女将さん

今朝の佐賀新聞トップに、「長崎新幹線問題、沿線6市で連絡協発足へ」がドーンと載っていました。その横に、「着工 単独要望へ 武雄市」と中見出し。
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記事は、

九州新幹線長崎ルート建設問題で、武雄市の樋渡啓祐市長や観光業関係者ら22日、早期着工を求めて国土交通省に対して単独で要望活動を行う。県内の市町が単独で要望をするのは初めてで、樋渡市長は「首長の立場から新幹線は必要だと考えている。強く意思表示したい」と話している。

上京するのは、樋渡市長のほか、市議会議長や市観光協会長、旅館のおかみ、区長会長ら10人。

同省鉄道局長と面会し、市内の宿泊者数が低迷する現状など観光業の窮状を訴えるとともに、「新幹線を一日も早く実現させてほしい」とする要望書を提出する。さらに、新幹線問題に関係する国会議員へも陳情し、市民の利便性の向上を求めていく。

樋渡市長は、中国などから観光客が増えている現状を踏まえながら、「新幹線ができれば市内への観光客数も確実に増える。本当に欲しいという自治体が、それぞれ声を上げていくべきだ」と話している。

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私は、佐賀県庁にばかりに頼らずに、直接便益を受ける自治体が国(許認可機関)に対して「モノを言う」ことが大事だと思っています。大阪のときも沖縄のときもそう心がけていました。


昔々京都に鉄道を引っ張ってくるべきかどうか激論があったことが。地元政財界は全部反対。ただ、その中で賛成だったのは、芸者や舞妓、旅館の皆さん。彼女たち女将(おかみ)さんたちが、自ら鉄道省に乗り込み、大臣や局長に直談判。

やっぱり、女将さんたちは分かっていたんでしょうね。「にぎわい」が必要だということを。

今回は、「和服姿」の旅館の女将さんたちがメインとなって国土交通省、関係国会議員に要望を展開します。心強い限りです。
by fromhotelhibiscus | 2006-06-20 22:35
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