小学校から英語?

小5からの英語の必修化、2010年度にも導入へ」のニュースが。
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僕は基本的に反対です。英語はつくづく思うんですが、道具に過ぎないと。外国に居ても、今の若い人たちは、確かに僕ら世代より英語は上手い。しかし、多くの若い人たちは、失礼ながら、語るべきもの、語る中身を知らない。

大学時代、それこそ、1万円を片手に数十カ国、海外を放浪しました。そのときに、聞かれるのは、日本の文化と自分自身。特にヨーロッパでは、「伊万里焼と唐津焼の違いは?」、「貴方の理念・哲学は?」など、受験では教わらない「教養」を聞かれました。

長い歴史を持つ国々の人たちは、僕が知る限り、英語力より、日本や日本文化を知悉している日本人に敬意を表していました。
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そこまで大上段にいかなくても、小学生時代は、「外国語」である英語の詰め込みよりも、「自国語」の日本語をきちんと楽しく教え、国語力を鍛えたほうがいいと思います。現にそうお考えの教育長さんたちも多数いらっしゃいます。

韓国をはじめとするアジア諸国が英語を低学年から教えるから、日本も国際競争力においても必要との声をよく聞きますが、中学時代に、ヒアリングを含めしっかり教えてあげればいいのにと思うのは、僕だけでしょうか?
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私は、「みんなの具約」(no16)でも出しましたが、姉妹都市交流や優れたALTの招聘で「自然な」触れ合いから、英語力を伸ばしていくほうが中長期的に見て効果的だと思っています。

ご意見等お待ちしています。
by fromhotelhibiscus | 2006-03-28 23:59
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