マイナスの財産をプラスの財産へ

知事選14日目。今回の知事選はメディアの注目の的のようです。官邸対農協、樋渡対反樋渡、知名度対組織など、もう書かれたい放題。さらに自民分裂の見出しが踊り、メディアはそりゃいろいろ書いてくれます。

ですが、当の本人はそんな空中戦に参加する気は全くなく。ひたすら、辻立ち。今日は、佐賀市でも周辺部に伺ったので、いのしし対策のお話をしました。こんなお話をしました。


私の左手の畑には、1メートル近くのワイヤーメッシュがあります。典型的な農村の風景です。ワイヤーメッシュといっても、都会の人はわからないと思いますが、イノシシ対策用の網です。なぜ、このワイヤーメッシュが張り巡らされているか。イノシシ一頭がこの田んぼの中に入れば、この田んぼの中の米は全部ダメになるんです。それほどイノシシというのは、忌み嫌われる存在なんです。

武雄市長時代、私が真っ先に取り組んだのは、このイノシシ対策です。田んぼにワイヤーメッシュを張り、予算は10倍以上に増やしました。それだけでは足りない。限度があります。私は、食肉処理のセンターをつくって、イノシシの肉や加工品を、東京・大阪・福岡、さまざまなところで売りさばいてまいりました。イノシシ肉はいまや、武雄の特産品です。

地方創生といわれますが、いま本当に必要なのは、この発想だと思います。マイナスの財産をプラスの財産にすることです。困ること、困っていることはたくさんあります。予算にも人手にも限界がある。しかし発想を逆転することで、マイナスの財産をプラスの財産にすることは、いくらでもできるんです。

そのための知恵を出すこと。できない理由を探すんじゃなくて、できる理由を見つけていくこと。徹底的に形にしていくこと。それが政治の力、リーダーの力だと思うんです。それができるかどうかで、地域の強さはまったく変わってくるんです。

地域を元気にするということは、バラマキをして一時的に元気になることではありません。私たちが本来持っているもの、それはマイナスのものも、陽が当たっていないものもあります。当たり前だと思っていたものを、いかにプラスの財産にしていけるか。それが本当の強さであり、これがブランド力につながる。まさにこの舞台を創るのが、政治だと思うんです。

私自身はこれまで、病院や図書館、教育の改革に取り組んでまいりました。テレビや新聞で派手に取り上げられることもあります。しかし、考え方はすべて一緒なんです。そこにあるものを、プラスの財産にできるかどうかなんです。

農業。漁業。医療。福祉。観光。産業振興。佐賀にはたくさんの課題があります。プラスもあれば、マイナスもあります。マイナスの財産を、いかにプラスの財産に変えていくか。地道に、しかし根本的に問題に取り組んでこそ、それができることを9年間やってみ痛感しています。

もしも私が知事になったなら、これまでの経験と実績を生かして、みなさんのマイナスの財産をプラスの財産に変えてまいります。

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by fromhotelhibiscus | 2015-01-08 00:07
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