知事選に対する私の思い

平成26年4月。3期目の選挙を終え、武雄市をより良いまちにするために走り始めていました。そこに突如やってきた佐賀県知事選。私はこの市長という職にかけていました。

そんな中に、各界の方々から、知事選出馬のお話(要請)を頂きました。ちょうど同時期、武雄市では、前例のない大きな企業誘致が決まり、また、教育改革についても、花まる学習会と連携した官民一体型小学校の推進など、具体的に大きく動き始めていました。これは、決して私一人ではなく、武雄市民、同僚の職員、市議会から成る「チーム武雄」の皆さんがいたからです。

そう思った時、武雄には、その「力」が備わっていると確信しました。

知事という職を改めて考えてみると、私にできることがあるのではないかと考えるに至りました。一つの歯車「チーム佐賀県民」の一員となって、佐賀をもっとより良い県にする力になりたい、武雄市長を担ってきた同じ思いで、与えて頂く使命を全力で全うし、また、私にしかできない、私だからできることを「チーム佐賀県民」の皆さんとともにやりたい、そう考え、出馬を決意しました。

私がやらねばならないことは2つです。一つは、国家的な課題となっている問題を県民の皆さんのご意見を聞きながら「決断」し「実行」すること。様々な問題を先送りにすることは次の世代の皆さんの大きな負担となります。それはできない。

もう一つは、武雄市で取り組んできた「わくわく」「どきどき」する政策や事業を佐賀県で実施することです。ハードとソフトと組み合わせて、誰も感じたことがないわくわくどきどき政策を体感して頂きたいと思います。

武雄市は、総借金を100億円以上返済する中、新規住宅着工数・個人市民税収納額等が伸び、人口減少も鈍化し、住みたい「田舎」ベストランキングで全国第2位に上り詰めました。8年8か月前、市長就任時、財政破綻一歩手前が嘘のようだと言われています。そして、今は、年間100万人にも達する武雄市図書館が皆さんのお越しをお待ちしています。

こういった目に見える成果を「武雄市の庭」から「佐賀県の庭」に広げていきたい。そしてこの大きな庭で沢山の政策の木を育て、大きな実のなる木にしたい。皆さんのお力を借りることができるならば、「チーム佐賀県民」として、武雄市では全国第2位だった住み心地を文字通り、ナンバーワンにする、そして、佐賀県民の皆さんが、赤ちゃんからご年配の方々まで、自分たちのまちに住み続けるという誇りをもっていただくように、全身全霊をかけて職務を遂行する決意であります。

この思いが皆さんに届きますことを切に願います。


平成26年11月30日
樋渡啓祐
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by fromhotelhibiscus | 2014-11-30 17:41
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