【レビュー】最強のふたり

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圧倒的な話題作となった「最強の二人」。障がい者、黒人、フランス人、裕福、ゲットー、相対立、相矛盾する要素が散りばめられた映画であることは見る前から分かってました。僕は、この手の映画が嫌いで、そもそも、表題の「最強の二人」って何なの?原題は、アンタッチャブルなのに。ただ、過去に同じ題名の映画があるので、そのまま使えないのは分かるが、それにしてもねぇ。

しかも、僕はTSUTAYAで、「最高の二人」ってのを間違って借りて観ました。これはこれで良かったです。主人公の一人が車椅子というのも同じ。

さて、前置きが長くなりました。この映画。もう最高。カメラワーク、ライティングの見事さもさることながら、フランス映画らしいウィットに富む会話、ユーモア満載の対話、そして、何よりもこの手の映画にありがちなお涙頂戴の抑揚が全くないこと。それでいて、スタートシーンからラストまで、一気に行きます。会話と名優たちの表情が中心で、傑作中の傑作が生み出されています。

また、何度も観そうな映画でした。お薦めです。特にラスト。こんなに鮮やかで爽やかなラストシーンは、この映画以外僕は知らない。
by fromhotelhibiscus | 2014-10-23 23:03
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