【レビュー】LIFE! 新しき世界 メリーに首ったけ

先週のサンフランシスコー成田、成田ー福岡往復で、映画、本を堪能しましたが、今回は映画から。全部iTunesからのダウンロード(レンタル)です。iTunesの映画、だんだん揃ってきました。

まず、未だに話題のLIFE!

地下鉄に乗って雑誌「LIFE」の写真管理部に通勤しているウォルターは、何ひとつ変わりばえのない日々を繰り返している。彼の唯一の趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ること。ある日、ライフ誌最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気づいた彼は、一大決心をしてカメラマンを探す旅に出発する。そのありえないほど波瀾万丈の冒険の道のりは、彼の人生を一変させていくのだった……。

という中身。まあ、あり得ないことの連続で、そのあり得ないことのレンジが僕自身の許容量を超してしまい、最後まで見るのやめようかなって思った矢先のラスト。思わず、涙が出ました。あらゆるあり得ないことが、最後の最後につながっていく。ほのぼのする良き作品。とにかく、映像が美しかった。5つ星で満点だとすると、★★★★
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「新世界プロジェクト」。その始まりは、韓国最大の犯罪組織ゴールド・ムーン会長の突然の死だった―。韓国最大の犯罪組織に潜入して8年になる警察官ジャソン。警察に戻る日を待ちわびていたが、自分と同じ中国系韓国人である組織No.2のチョン・チョンの信頼を得てその右腕となった今、組織を裏切っていることに複雑な思いが湧き上がっていた。ある日、組織の会長が急死し、後継者争いが勃発した。ジャソンの上司カン課長は、その隙に乗じて一気に組織の粉砕を目論み、「新世界」作戦を始動させるのだが・・・。

韓国の映画。これもまた話題に。この国の映画らしく多少の矛盾も吹き飛ばしてグイグイ進めていく構成。今回は大当たり。息を付く間も無い。暗い機内で思わず声を上げてしまい、キャビンアテンダントから笑われてしまった。この映画もラストが極めて重要。邦画との最大の違いは、俳優の存在感。圧倒的に彼の国のほうが高い。しかし、北野武作品の影響をかなり受けているのもこの作品の特徴。★★★★★
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キャメロン・ディアスが出ている映画ではこれが一番好き。メリーに首ったけ。こんなアイドル映画、なんで見るの?とか散々言われたんだけど、Amazonのレビューが異様に高い(本の評価はあてになりませんが)のがきっかけ。これがもう大当たり。

アホさ加減全開で何のためにもならないんだけど、とにもかくにも、彼女の魅力とアホな男たちとのやりとりが壮絶に面白い。そうこうしているうちに、思った通りのエンディング。

僕は、世にある考えさせる映画よりも、こういう考えさせない映画のほうが圧倒的に好き。そういう意味では、ミッション・インポッシブルや96時間もその類。何らかの移動中におすすめです。★★★★★
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by fromhotelhibiscus | 2014-08-29 19:08
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