人の価値

人の価値って何でしょうか。少なくとも、浅学非才の僕には分かりません。多分、西方浄土に赴く途上でも分からないでしょう。

大昔、NHKの大河ドラマで「いのち」ってのがありました。三田佳子、伊武雅刀ら錚々たる俳優が出ていて、僕も家族とともに見入っていましたが、確か、ドラマ最終盤で、「人の価値は線香の多さで決まる。」って。僕が尊敬してやまない和尚さんも、全く同じことをおっしゃいます。

今日、私が愛してやまないというか、本当にお世話になったお二人がお浄土へ。お一人は、僕の同級生のお父君。この方、うちの親父とも同級生。いつも明るく、8年前、市長選出馬に戻ってきたとき、心底応援していただいた。まだ70歳ちょっとでした。

もう一人は、90歳なので大往生だと思うんですが、駄菓子屋のおばちゃん。小学生の時から、がみがみ言われ、揚げ句の果ては、市長になってからも、僕の言動に関して、がみがみ言われ続けてきましたが、3か月ほど前、ミニ集会で、珍しく、「市長はよく頑張っておる。この調子でがんばりんしゃい。」。それが僕に対して、最期の言葉となりました。

市議会開催中で、同級生のお父さんは通夜に参り、おばちゃんには家内が参りましたが、多くの、本当に多くの皆さんが、遠路はるばるお越しになっていました。

死を考えることは生を考えること。死に真正面に向き合わないことは生を避けていること、と同義だと思うんです。お二人に感謝の言葉以外ありません。合掌。
by fromhotelhibiscus | 2014-03-04 22:32
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