パワーがある場所、そこには行くべき

こんなメールが来ました。
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樋渡啓祐 様

福島のSと申します。突然のメール失礼いたします。

先日、2月25日と26日と武雄市にお伺いさせていただきました。武雄市図書館をどうしても見てみたくて、東北から飛んでいきました。

図書館に入ってすぐに空間に圧倒されたというか、「うわー、すげー」という言葉が自然と出たことを覚えています。館内をじろじろ見ながら回ってしまったので怪しかったかもしれません。。。本の量、専門書もすごい数で驚いたのですが、もっと驚いたことが学習スペース、机とイスの多さです。

私が生活している福島市と伊達市、具体的に言いますと、福島県立図書館と伊達市立図書館は、机とイスが少なく、また、館外の書籍を使っての席を使うことには許可が必要というメッセージがあったり、2時間限定である、などいろいろ制限やプレッシャーがかけられています。

武雄市図書館の学習スペースは、「どうぞ座りなされ」「どうぞ勉強しなされ」「どうぞ仕事しなされ」というメッセージが書かれていなくても感じることができました。電源が取れるのもmac book air で仕事している私としてはありがたいです。

26日は朝から雨で、武雄温泉駅前のビジネスホテルに宿泊したため、図書館にはバスで行こうと考えました。その駅前のバス停でステキな出逢いがありました。

おばあさんが座っていて、図書館へ行くには、どのバスにのれば良いのか、どのバス停で降りれば良いのか、「ゆめタウン」で降りれば良いよ、と丁寧に教えてくれました。

また、少しお話させてもらって、孫が図書館で勉強しに行っていることや、車がたくさんくるようになったこと、私が福島から来たことをお伝えしたところ、避難して仮設住宅で暮らしている方々の生活を心配されていたり、私の住んでいる場所のことも心配していただきました。おばあさんの親戚の中にも福島の方がいらっしゃるようで、とても親近感を感じながらお話させていただきました。

武雄市でも福島のニュースは流れているようですが、やはり原発事故のその後の汚染水漏れなどの内容なので、ニュースでは伝わらない、明るく楽しく生活している人のことを話させていただいたところ、よかったよかったと笑顔を見せながらお話を聞いていただきました。

少し、武雄市の言葉が東北人の私には聞き取れないところもございましたが。。。いや、私もずうずう弁だったので、お伝えしきれなかったかもしれません。樋渡市長が昨年の「こども議会」で中学生にお話していたことを思い出します。

『これからはゆるキャラや観光地が人を呼ぶのではなく、人が人を呼ぶ。そのためには訪れる方々に親切にしよう。』

そのような内容だったと記憶しています。

まさに今回、樋渡市長がキッカケで武雄市図書館に行ってみたくなり訪れて、おばあさんの暖かいお話を聞いて、また訪れたいと思いました。

今回武雄市に訪れて困った事がありました。一人旅で訪れたのですが、夜のご飯を食べるところを見つけることができませんでした。ビジネスホテルなどで情報を入れれば良かったのですが、町中を歩きながら1人でも入りやすそうな、そんな雰囲気のあるお店があったら入ろうと思っていたのです。

武雄温泉街や線路の沿線のお店があるところを歩きましたが、なんとなく入れなかったというか、私が度胸がなかったというか。。。「お一人様歓迎」みたいな看板を見つけたら入ることができたかもしれません。

武雄温泉街に歩いている人がほとんどいなかったことと、少し暗い感じがしたので、みなさん食事は旅館内でしているのかなぁと感じました。福島に比べるとこの時期でもとても暖かいので、歩ける明るさなどになるといいなーと。

今回の武雄市への1人旅。とても良かったです!
パワーがある場所、そこには行くべきだとあらためて思いました。

そして、福島県伊達市梁川町の私の実家にも負けないところもあるじゃないか!と感じました。それをどう生かすか、自分にとって大事な場所。誇りをもてと。もちろん、負けてる部分が多いわけですが(笑)。武雄市とても楽しかったです。また行きたいです。

※樋渡市長とお会いできるといいなーと思って25日、閉館近くまでいましたが、お会いできず残念でした。「福島からやってきました!」とお伝えしようと準備してましたが(笑)


Sさん、ありがとう。すみません、25日は会合でしたのでそもそもお会いするのは無理だったんですが、ぜひ、事前にご連絡ください(笑)。お会いできること、楽しみにしています。5月、私が東北、今回はいわき市ですが、参ります。その際にでも。

(掲載はご本人の許可をとっています。修正したのは、お名前だけです。)
by fromhotelhibiscus | 2014-02-28 21:46
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