NHK会長は辞任したほうが良い

誤解なきよう言いますが、僕は就任時の会見は、その是非はともかく、自由に発言すれば良いし、言っていること自体は基本的に間違っていないと今でも思っています。

しかし、今日の国会で、「理事全員に辞表の提出を求めたのか」という質問に対して、会長は人事案件であることを理由に回答しなかったけど、全理事10人が次々と答弁に立ち、日付欄を空白にしたまま辞表を提出させられたことを認めた。

これは異様。理事の覚悟を決めた答弁、そして、理事の後ろにいる事務方(秘書)の薄ら笑い。映像はごまかせません。これはクーデタそのもの。

実は、この辞表提出は過去のNHKにもあった慣習だと聞きます。しかし、それを差し引いても、事前に辞表の提出を求めるのは、およそ、ボード(執行部)やチームの有り方としては極めて異常。こんなことしていたら、強大な権限を持つ会長に異論を挟むことはできないし、政権与党の言うがままになってしまいます。

NHKの中からも、心ある記者たちが、会長の何も語らない、事務方振り付けのままの国会答弁で失望したと嘆きの声が。僕自身、こんな異様なことをする会長、そして、クーデタばりばりのNHKに受信料を払う気は起きません(払いますが。)。

こうなった以上、早く辞めて、もう少しまともな人が会長になってほしい。責任ばかり重く薄給のNHK会長に経済人からのなり手はなかなかないでしょう。そういう意味では、内部登用も考えれば良いと思います。事実上の任命権者の安倍総理の責任は重い、そう思います。
by fromhotelhibiscus | 2014-02-25 23:26
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