「大事な時には必ず転ぶ」 森元総理、浅田選手の演技に

信じられない。元総理としてではなく、現在は、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長としての発言。僕は自分がこんな性格だし、今まで、政権与党、巨大団体などに対して、数々の刺激的発言を繰り出し、返り血も沢山浴びた。しかし、自分より弱い立場の人間に対して、「大事な時には必ず転ぶ」「見事にひっくり返った」といったむごい言葉を言ったことはない。まあ、僕のことはともかくとして、森さん、この人、まだ、浅田選手がフリーの競技を控えているのを知っていたのか。

もちろん、浅田さんクラスになると、極めて高い結果が求められているし、何よりも我が国を代表して出場されているので、心無いバッシングもある程度は許容しなきゃいけないでしょう。が、繰り返し言います。浅田選手はまだ最終競技が残されているし、しかも、これが、人生最後の競技、すなわち引退となることを彼女自身、明言している。そして、会長としての発言は、場合によっては報道されることは百も承知のはず。私ですら、公式に話するときは、報道を意識して話する。当たり前のこと。

また、どうせ、森さん側からは、「発言を一部切り取られた」などと弁明するんだろうけど、切り取られても致し方がない。立場が立場だから。森さんは、急きょ、小渕総理のあとを継いで、総理大臣になった人間だが、ちょうど、私自身、沖縄サミットの際、割と良く知る立場にいました。その際は、マスコミ報道とかなり異なり、周囲への気配り、ユーモアなどは、最高で、各国首脳を、特にプーチン大統領がそうですが、次々に魅了する人たらしでしたが、いつも公式な発言には、私らびくびくしていました。それが、また、こんな形となって現れるなんて。

2020年までまた冷や冷やしなきゃいけないと思うと、早く、辞めてほしいものです。

by fromhotelhibiscus | 2014-02-20 23:10
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