憲法は変えなければいけない

今日は、建国記念の日。この日は、我が国の憲法に対しても議論になる不思議な日。それはともかく、憲法のあり方そのものを考えてみるきっかけになればいいなって思っています。

各国の憲法なんですが、改正した数は、イタリアは16回、ドイツは57回、インドは96回、フランスは24回、ノルウェーは200回以上となっています。アメリカも18回。もちろん、アメリカを始め日本よりも改正規定が厳しいところはあるんですが、それでも、変わっているという事実。日本はもちろん、ゼロ。

安倍総理が、国会で述べられていたように、96条において、国民の大多数が憲法改正を求めても、国会議員の3分の1が反対すれば改正できない、となっています。国民投票が過半数なのに、国会議員は3分の2の賛成がいる。正直言って、これは国民をバカにしていると思うのです。

僕は多くの改正論者と違って、憲法そのものは押し付けであってもなかなか良いと思っています。しかし、前文(これは天下の悪文)で、自らの国の安全と生存を、「平和を愛する諸国民の公正に信頼」して委ねる、というまこともって他人任せなフレーズは、中韓とこういう状態になっても大丈夫なんでしょうか。

さらには、9条の自衛隊問題。憲法上「違憲」の疑義があるとされ、自衛隊の根拠・定義があいまい。自衛隊の位置付けをしっかり書き込むべき。その際に、集団的自衛権の話をすればよろし。今のままでは、やっぱり違憲でしょ。内閣法制局の見解は基本的に正しいと思う。あと、まあ、いろいろ現状に応じて書き込む必要があるところが山のようにあるんですが、それも、「変えられる」と国民が思ったときにしか、議論の意味がない。そういう意味で、国会議員も過半数、国民投票も過半数、とすべきだと思うんです。

僕は極論すれば、9条の自衛隊問題があるせいで、本音と建て前がまかり通ることが許容されるようになったと思うんです。変えるべきところは変える。ただし、戦前と違い、国民的議論を経た上で変える。日本が真っ当な国になる最初で最後のチャンスだと思うのは、僕だけでしょうか。
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by fromhotelhibiscus | 2014-02-11 23:12
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