【書評】イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者

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イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者

こんな本です。

“ビジネスパーソン・オブ・ザ・イヤー 2013 ランキング1位! (米Fortune誌)" 
“21世紀の「最高の発明家」 (米The Atlantic誌)" 
米有名誌で破格の扱いを受けるビジネスマン、イーロン・マスク。
スティーブ・ジョブズを超える、全米一有名な男の正体とは?

スティーブ・ジョブズを超える、いま全米一有名な男。
スタンフォード大を2日で辞めてペイパルを興し170億円を得て、
ロケット会社(スペースX)、電気自動車会社(テスラモーターズ)を立ち上げ、
民間初の宇宙ロケットで国際宇宙ステーションドッキングに成功。
世界最速のスーパーカーも発売。
電気自動車、太陽光発電(ソーラーシティ)で環境を守り、
宇宙ロケットで人類を火星に送り込む……。
彼は稀代のホラ吹きか、未来への先導者か! ?

イーロン・マスクについて描かれた世界初! の書籍。


とんがった、いろんな人たちが、この本は読んだ方が良い、って言うので読んでみたら、もう驚天動地。まるで、出来の良い映画を観ている、そんな錯覚。しかし、これってノンフィクションだよね。僕と同世代の主人公イーロン、スティーブ・ジョブズが近所の品の良いおっさんに、Amazonのジェフ・ベゾスが商店街の気の良いおっちゃんに、孫正義さんですら、ごく普通の人間に思えてしまう。本にも書いてありますが、イーロン以外は、現実を改良しているだけに過ぎない、と。

なんじゃこの人間は。「宇宙ロケットで人類を火星に送り込む」って言うだけだったら僕でもできます。が、イーロンは、着々とNASAから失敗しても失敗しても、巨額のお金を投入して打ち上げ続けていて、ついに何度も成功させている。

が、これだけは言える。批判や非難に耐えながら、時には、強烈な反撃を加えながら、1ミリでも進まんとする、その志と力。そして、ここがまた凄いんですが、しっかり経営者としていくつもの企業を経営しているし、この本を読む限り、社員、従業員が、イーロンを心から尊敬している。

最初、誰が書いてるんだろうって気にも留めなかったんですが、いろいろ日本の企業のことが出てくるので、あれって思ったら、竹内さんという日本人の著。日本人が、これだけスケールのでかい人間をしかも緻密に、時には、イーロンに溺れながら、書き切っていること自体、驚くべきこと。

こんなどでかいことをやっている人間が、政治家や軍人ではなく、一介の南アフリカ生まれの若者だという事実。資本主義がイーロンの夢をまるでレバレッジ(てこ)のように極限まで大きく膨らましていく。僕も彼は希代のほら吹きか、未来への先導者か、分かりかねますが、久々に本を読んであごが外れた(笑)。

ある意味、新年に相応しい本でした。

by fromhotelhibiscus | 2014-01-02 17:23
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