JAPAN sgへの質問(いちゃもん、印象操作)にお答えします

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昨日のブログは、いつものようにFacebookにも転記しましたが、一定の反響がありました。「王様いちゃもん同盟」の皆さんエアークレイマーも頑張っておられます。どんどん、年末年始中の拡散お願いします。

さて、twitterや私のメールアドレスに、こんな質問がありました。

実質17団体で570万円の売り上げということは、1団体あたり平均34万円ですよね、採算度外視?

答えは、間違っています。平均値で語ること自身がまず間違い。この仕組みを有効に使っているところ、そうでないところの差が出ています。しかし、その有効に使っているところの売上に、同じ仕組みを使っている自治体同士のいろんな情報交換、切磋琢磨で、他の自治体が追いついていくことができるのが、この仕組みのミソですから、平均値は意味を持たない。

まあ、いつもの印象操作ですね。ご苦労様です(笑)。印象操作をする人の傍らで、僕らは確実に売上を伸ばそう、結果を出そうと切磋琢磨しあっているわけで、どんどん彼らの説得力が無くなっていくのは自明の理。足を引っ張ろうとして、そこに居続ける人たちと、不格好でも文句を言われても、未来の結果に向けて1mmでも前に行こうと考える人たちの差がどんどん出ているってことですね。

それと、ついでですので、もう少し仕組みの話を書きますね。もともと、出店者の多くは、自前でECサイトを立ち上げる余裕が無い、PCなどの情報リテラシーが低い、発送などの事務作業に多くの時間を割くことが出来ないような小さなところ。ただ、そうは言っても、ぜひ、自分たちの誇る商品を、消費者に手に取ってもらいたいという人たちです。そういう人たちをお住まいの自治体でくくり、自治体ベースでご提供するのが、JAPAN sgのキモ。

だから、出店者の皆さんは、自分たちの品々をオーダーが来た際にお出しするだけです。だから、今までよりも確実に、リーチできる対象が格段に広がっている。だから、実質17自治体の零細小売店舗が、寄り集まって1か月で570万円の売上げをたたき出すことができるのです。しつこいようですが、この中を分解すると、大成功している零細小売店舗が出てきてるわけで、ここのノウハウを隠すこと無くシェアできるのが、自治体同士がやっていることの大きなメリットの一つです。利益の競争が必要ないですからね、皆で真の意味でのタッグが組めるわけです。

GREEの幹部の人が、売上げが少ないって言ってますが、では、その御仁には、このような本当に地元に埋もれている逸品を、これだけの自治体同時で、売上げあげさせるシステムを教えてもらいたいものです。地元の産品の売り出しはそれだけ難しい。産品の発掘、販売、流通に向けた整備・・・我々がどれだけのコスト・エネルギーを今までかけていたのかを考えると、この仕組みの効率性は、地元産品を売りだそうと本当に考えている人(自治体も含めて)には驚くべきもの。だから、いろんな自治体さんが加入しようとしているわけですから。知らない人は何とでもいえるの典型例。ま、その前に自分の企業を何とかしろよ!って思いますがね。

それと、もっと大切なことがあって、出店者の皆さんには、カード手数料などの必要経費を除くと、手数料はたったの5%、しかもそれも売上が一定以上でなければタダ!なんです。いわば「道の駅」によちよち歩きの時は本当の意味で無料で出品できるようなもの。普通の道の駅の場合、その道の駅に持って行ったり、売り場を考えたりした挙げ句、売れても20〜30%は取られるでしょう。これが運営費の一部になるから文句は言えない。また、どこかの巨大ECサイトは、アフィリエイト、広告まで含めると30〜50%取られるとのこと。しかし、これもまた仕方が無い。営利企業の場合、利益を得ないと持続可能な運営はできないから。

この手数料は、発送事務の代行(購入者、発送事業者からの問合せ対応、出荷指示など)なので、発送事務が発生した都度どうしても発生するものではあるのですが、今回のこのシステムでは、一定の売上げ以下の場合は、タダとしています。文字どおり楽市楽座。EC空間なので、信長の時と違い、無制限の空間となります。

なぜ、それが可能かというと、行政がやっているから。行政は儲けによって持続可能なシステムにする必要性が無いから。極端に言えば、今まで説明したような形で、最低限の「運営費」を賄えれば良いという意見も成り立つ。これで、儲けろ!という人は、道路で儲けろ!って言っているのに近いかもしれない。少なくとも、公共経済学のイロハを大学でかじった人は、そんな無茶なことは言わない。僕はある意味、新しい形の公共事業だと思っています。インターネット空間に、自治体運営型通販という柔らかいインフラ。そのインフラの上で、零細の出店者さんたちが、ストレス無くビジネスができる。そして、今までは手に入らなかった、地方の逸品が、全国の消費者の皆さんに届く。

では、民業圧迫か?僕はそうは思わない。このインフラを使わなくても十分な、大きな出店者や事業者は好きにやれば良いと思います。逆に、もう少し、私たちがつくったこのsgが大きくなったときに、考える必要が出てくるとは思いますが。まだまだ、吹けば飛ぶような零細だし、しばらくは大丈夫です(笑)。

一部の自治体の売上げが極端に低いとの指摘がありますが、これもまた木を見て森を見ない理論。その同じ仕組みで、驚異的な売上がでているところも、最初は、武雄市もそうでしたが、やはり不調な時もありました。重要なのはこの仕組みで驚異的な売上げを出せる、ということ。

拙速な印象操作はやめて、始まったばかりのところはさすがに乱高下ありますから、もう少し長い目で見てやってください。また数字の扱いは慎重にされた方が、ご自身の説得力が増しますので、お気を付け頂いた方がご自身のためかと。

さて、一応、主なご質問やご意見には答えたつもりですが、いつでもお待ちしています。また、いちゃもん、印象操作の類いの意見は実はごく少数で、さまざまなありがたいご意見を頂いています。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。

by fromhotelhibiscus | 2013-12-30 17:36
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