武雄市図書館がグッドデザインベスト100に

公共サービスは所詮このレベルである、という常識をひっくり返す事例が生まれた。それが佐賀県武雄市とカルチュア・コンビニエンス・クラブの連携で実現した「武雄市図書館」である。図書館という伝統的で保守的な領域において、本の面白さを伝えるという原点に立ち返り、探しやすさ、読む楽しさ、利用しやすさを官民連携で徹底的に追及している。その結果、2013年4月1日のリニューアルオープン以来、来館者数は前年比4倍増、図書貸出冊数も倍増という成果をあげている。本離れが進んでいる現代において、地域の文化度を高める大切な役割を担っており、公共と民間の連携に大きな可能性を感じさせる。
担当審査委員| 中谷 日出 (ユニット長) 池村 明生 林 千晶 吉田 順一

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さすがに嬉しい。プレスからの求めに応じて、今日、武雄市図書館のリニューアルオープン後半年を受けた記者会見を開きましたが、グッドデザインベスト100に武雄市図書館が選出されたという発表もあわせて行いました。半年で、年間目標の来館者を突破し、そして、このベスト100。このベスト100には、グーグルマップやロケット・イプシロンも入っています。光栄です。
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通常、この権威あるグッドデザインはその名のとおり、デザイン、外形的なもの、かたちが、多く選出されるのですが、冒頭でのコメントのように、CCCと武雄市の組み合わせである「官民連携」による取組自体を評価されているので、とても嬉しい。

また、半年で年間目標来館者である50万人を突破したことといい、今まで、振り返る時間がなかなかなくて、実際、目の前にある、いろんな課題や問題をクリアーしていくということを主眼に置いてきました。そんなところが皆さんの高い評価を受けているのかなって思っています。

ただ、今日会見で言いましたが、これとて一里塚。名実ともに日本一の図書館、そう、一部の図書館マニアの人たちではなく、このブログを読んでくださっているような多くの皆さんに愛される公共施設を目指して、心新たに頑張ります。
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by fromhotelhibiscus | 2013-10-01 17:26
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