映画はやっぱり最高だ!

今夕の武雄市図書館。映画評論家の西村雄一郎さんの講演&映画上演。

映画上演は黒澤明の晩年の傑作「」。
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世界にその名を轟かせる真の巨匠・黒澤明監督が「こんな夢を見た」という書き出しから始める、「私」(寺尾聰)を主人公とした8つのファンタスティックな夢のオムニバス映画。製作にはスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが協力、また第5話にはゴッホ役でマーティン・スコセッシが出演している。
黒澤自身の少年~青年期を彷彿させる第1、2、3話、戦死者への哀悼の想いを込めた4話、画家を夢見た彼ならではのエピソード第5話。そして放射能に色をつけるという斬新なアイデアもさながら、現代の核問題危機を恐ろしいまでに先取りした第6話と、その後人類が鬼と化す7話。ついには、おごる文明を拒否し、自然と同化して生きる素晴らしさを訴える第8話へと至る。滅び行く日本の美、破壊されていく自然、そして核や戦争による滅亡の危機…。これらを回避するには、正義を貫く人間の謙虚な心しかないという、黒澤明自身の思想を夢という形で巧みに分散させた、真の映画的美しさに満ちた作品である。(的田也寸志)



黒澤作品は高校生の時から大学にかけて、初期から全盛時の作品は繰り返し見ているんですが、晩年のものは食わず嫌い。黒澤明と親交のあった映画評論家の西村さんが、まず、「夢」の見方を披露。西村さん独特の語り口で、頭に地図ができる。そうそう、西村さんって、火葬場で、黒澤さんのお骨を拾うくらいにお付き合いがあったので、黒澤さんのエピソードもふんだんに。

この解説が、映画を観ているときに生きてくる。初めて、こんな形式だったけど、佐賀県内外からお越しのお客さんが、「次回もぜひ!」と言っていたくらい。それと、この「夢」。多くは語りませんが、私たちの武雄市と黒澤監督のご実家の秋田と深く深く結びついている、そう、戊辰戦争のとき、武雄から多くの藩士が秋田に出征したんですが、そのエピソードが、「夢」のハイライトに。

これも西村さんから教わりましたが、恐るべし。武雄ー秋田ー黒澤とな。西村さんのおかげで、ますます映画が好きになりました。次回は、ゴジラお願いします!
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(掲載した写真は武雄市図書館の許可を得ています。)
by fromhotelhibiscus | 2013-09-14 23:08
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