弱い立場の皆さんの側に立ちたい

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武雄市議会では、6月市議会定例会より、市議会中継の文字通訳配信を行うことになります。配信対象は、もともとUstreamで流していた、議会開会時の私の演告等、そして、一般質問全てとなります。

きっかけは2つ。佐賀新聞にあるように武雄市外の聴覚障がい者の方、そして、私には直接、複数の武雄市民からご要望がありました。また、沖縄のベンチャー企業の社長さんが、ぜひ、武雄市から取り組みたいということで、直接、私のところへ。なぜ、武雄市なんですかって聞いたら、ベンチャー業界では、武雄市で最初に取り組むと、メディアが注目し、他に波及しやすい、とのことでした。

議会事務局と私たちの間で、トライアル(試行)を踏まえて、導入を決定しましたが、もともと、私は、議事録にとても不満を持っていました。とにかく、出来上がるのが遅い。これは武雄市に限らない話ですが、閉会後3か月もかかる。そして、誰も読まないのに、分厚い議事録冊子が何十冊と送られてくる。予算も悲惨なくらいかかる。その額700万円。今回は、この文字通訳配信、議事録作成を含め、議事録冊子作成を極力抑え(ネットで十分)、今までの半額、360万円。

これが民の力。

そして、何よりも、なぜ、このサービスを迅速に取り入れたかというと、樋渡市政の根本が、弱い立場の皆さんの側に立ちたい、ということから。武雄市議会の一般質問は、武雄市民にとっても、私にとっても、議論をする、政策を発表する、あるいは、その評価を頂くという意味で、最も大切な時間の1つだし、そうあるべきだと思います。しかし、触れたくても触れることができない、そういう弱い立場の皆さんのお気持ちに早く沿いたかったために、全国でいち早くこのサービスを取り入れました。

単に市議会にとどまらず、シンポジウムや講演会などにも広がれば良い、と思っています。6月3日(水)10時、私の演告から始まります。ぜひ、ご覧ください。アドレスはこちらです
by fromhotelhibiscus | 2013-05-28 18:02
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