【書評】100歳、ずっと必要とされる人 ――現役100歳サラリーマンの幸せな生き方

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100歳、ずっと必要とされる人 ――現役100歳サラリーマンの幸せな生き方

片道1時間、毎日通勤して働き続ける福太郎おじいさん、
会社にも、家族にも愛される理由とは?
100歳にして、現役サラリーマンを続ける福井福太郎さん。
100歳になってもなぜ働くのか? 会社からなぜ来てほしいと言われるのか――。
戦争も震災も、子供や妻との別れを経ても、幸せに生き続ける福太郎さんの生き方とは?
日経ビジネス、AERA、読売新聞、日本テレビ「NEWS ZERO」などで紹介され、大反響の100歳サラリーマン!


という本。福太郎おじいさん、49歳からサラリーマンを始め、100歳でも生きている間は働くよ、と語る。会社に行くことが元気の源と言い切る。しかも、電車で片道通勤1時間。恐るべし。

100歳になって仕事を辞めると言ったときも、会社から、「いてくれるだけで良いから。」と退職を拒まれる(笑)。

その一方で、淡々と飄々と、のんきに真面目に仕事も生活も楽しまれている。

市井の人にとって、幸せって何だろうか。仕事って何だろうか。生きること、死ぬことって何だろうか。この本は、そういう難しいお題目に対して、福原さんの生き方を通して柔らかく、実に、包み込むように、僕らに語る本。

いくつか悩んでいましたが(僕にもたまに悩むことがある)、この本を通して氷解しました。実に清々しい本でした。悩んでいること自体がバカバカしくなりました。こんな今だからこそ、お薦めの本です。
by fromhotelhibiscus | 2013-05-27 18:34
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