ネット選挙運動解禁へ

衆院政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員会は、今日(11日)、インターネットを使った選挙運動を夏の参院選から解禁する公職選挙法改正案を全会一致で可決。

ブログ、HP、twitter、FacebookなどのSNSを含むウェブサイトを通じて、投票の呼び掛けが全面解禁される内容で、一方、電子メールを使った選挙運動は政党と候補者に限定。

民主党とみんなの党は、メール使用も全面解禁するよう求めたが、法の附則に参院選後の国政選挙での解禁について「適切な措置を講じる」と明記することで折り合ったとのこと。

僕自身は、何で、twitterやFacebookが全面解禁で、メールはダメなの?って訳分からんと思っていたが、次の次の国政選挙では、メールも全面解禁になるのが絶対に望ましい。


で、実際はどう変わるの?ってところですが、選挙模様は大きく変わると思う。心理的にね。実際、当事者に関して、市長選の場合、告示されてから1週間後の市長選まで、ブログ等は更新できません。が、告示までは何でもできる。極端なことを言えば、任期4年のうち、たった1週間、ブログなどできないというだけ。実質的には何も変わらないのです。

が、そんなことよりも、ネット選挙運動解禁ということで、有権者、取り分け、若い世代の心象風景は一変すると思う。有権者と候補者はより近くなることで、候補者の真贋がレスポンス能力を含めて、よく分かることになり、有権者の力が増していく。希望的観測だけど、選挙、すなわち、候補者、政党への無関心が減っていく。

良い時代になったと思う。次は、本丸であるインターネット選挙だ!莫大な金も手間もかかる投票所制度が一気に時代遅れになれば良い、そう思います。ポスターも古いと思いますよ。これだって、相当な金がかかる。ま、インターネット選挙はいつかまた書きます。

いずれにしても、ネット選挙運動解禁は、とても良いこと。関係者の皆さん、お疲れ様でした。
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by fromhotelhibiscus | 2013-04-11 21:53
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