理由無き反対は論外。

現行の武雄市図書館・歴史資料館「蘭学館」をCD/DVD有料レンタルコーナーにするに当たって、図書館・歴史資料館設置条例の一部改正案を市議会に提出していました。

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内容は、今まで、歴史資料館の位置付けが不明確だったこともあり、改正案では図書館・歴史資料館の施設を3つに分け、「図書館」「歴史資料館」「その他の付属施設」とする。その歴史資料館の内訳は「蘭学・企画展示室」「特別収蔵庫」「一般収蔵庫」の3施設とするもの。

そして、現行の蘭学館の中の展示コンテンツは、そのまま、歴史資料館の中の「蘭学・企画展示室」に移動させます。

市議会では散々申し上げてましたが、今の蘭学館は、全然展示コンテンツも変わらず(というかかえることができないようになってます。)、その結果、来訪者も、吉川市議の報告では、数日間ゼロ、だったんですね。僕も何度も行きましたが、週末最大で3人。

そんなわけで、この蘭学館は何とかしなきゃいけない。そして、千人を超える市民アンケートからも、現行の蘭学館に対しては厳しい評価、そして、CD・DVDコーナーを望んでおられたことから、最初に書いたように、現行の蘭学館をレンタルコーナーにするに至ったわけです。

が、この改正案に関しては、自民党の一部、共産党から批判。与すべき意見とそうでない意見と。まあ、いろいろありましたが、今日の本会議で、19対5で可決成立(議長は議決に加わらない。山口昌宏市議によると、平野共産党市議は飲酒が原因で欠席。)。

賛成/反対討論盛り上がりました。確かに、谷口(自民)・石丸(自民)・江原(共産)各市議の反対討論は、全然条例改正と関係の無い、私への批判のオンパレードで、僕も応戦しましたが、それでもまだ、反対の理由を示すだけ良い。

問題なのは、反対した吉原(自民)・栄八(民主系)両氏。反対するのは構わないが、反対討論をしないのはどうなの?たった26人しかいない市議会では、反対の意思を示すには、反対の意見を言わなくちゃいけないというのが、歴代の議長の議事運営上の見解だし、概ね、それに沿ってきた。僕もこれについて支持する。今回は特に重要条例案。

しかし、栄八さんはいつものことだからまあ良しとして、吉原さんは、議運の委員長を務めていたはず。議会のルールを守らないというのは論外。共産党よりも酷い。吉原市議さんには、次の一般質問でなぜ、反対するのか、その反対の理由をしっかり聞きたいと思います。

そういう市議が跋扈するから、周りから、市議会議員の数減らせ!につながるんですね。批判や反対はあって良いし、僕らはそれが是とするなら、どんどん修正する。重ねて、こういう重要条例に反対するのに、理由がつかないというのは、一政治家として認めがたい。


が、僕は気持ちの切り替えが早いので、来年4月以降の新しい武雄市図書館が楽しみです。どんどん仕掛けをしていきます。
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by fromhotelhibiscus | 2012-12-20 22:31
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