全国学力・学習状況調査へのご質問に対する回答

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昨晩遅く、私のブログに、こんな質問メッセージが。

樋渡市長、こんばんは。
素朴な疑問で大変恐縮なのですが、2点質問よろしいでしょうか?

①保護者を対象としたアンケートについてですが、
・アンケート対象の全生徒数
・アンケート用紙の回収数(比率計算の母数)
は、どれくらいだったのでしょうか?

こういうアンケートでは比率だけでなく母数も示されるのが一般的だと思うので少し気になりました。規模を知りたいという部分もあるのですが、もし差し支えなければ教えていただけないでしょうか?

②学校や教師は従来も学校ごとの結果を知って活用していたのでしょうか?
また、今回保護者に公表されましたが、これについて学校側から保護者に対して
説明会の実施や改善計画の提示など、考えている働きかけの具体的な内容があれば教えていただけないでしょうか?

お時間ございましたらどうかよろしくお願いいたします。



しっかり回答したいと思います。回答は以下のとおりです。

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学習状況調査にかかる質問について

① アンケート対象の全生徒数 アンケートの回収数
アンケート実施者は4250人(市立小中学校の全児童生徒)回収数は3485人

②-1従来も学校ごとの結果を知って活用していたか
従来も学校ごとの結果を分析し対策を講じてきている。
子年度の結果を例にとると以下のような対策を行った。
・学習状況の結果については、夏季休業前までに全学校で把握
・夏季休業中に全学校で職員研修を実施
・全小中学校で学力向上対策研修会を実施し、具体的改善方策をまとめ、9月以降に実施している。
(具体的な事例は後方「学習状況調査を受けての武雄市内各学校の主な取り組み」に記載)

②-2学校側から保護者への説明会の実施や改善計画の提示など
 
学校側からは結果を保護者に周知し、7月より学校ごとに対策を行っている。
・自校の学習状況の結果は学校便りや学校ホームページで公表している。
・児童生徒個人の結果は、保護者には夏季休業までに周知し、児童生徒および保護者に個人面談等を行ってる。
・学力向上の改善対策は全学校とも自校の状況に応じて行い、学校便りや学校ホームページ等で広報している。

学習状況調査を受けての武雄市内各学校の主な取組(武雄市教委H24.8.30)
【小学校の取組例】
・漢字検定・計算検定実施に伴いプレテスト問題の作成、合格証の配布。
・学習内容定着確認のために小テスト・問答法による確かめ問題の実施。
・学力向上週間を設定し、学力調査(B問題)の過去問に取り組む。
・1時間の中に書く活動を必ず取り入れ、ノート指導を行う。
・週末仮題(金曜日に応用力を試すプリント)を準備し、家庭で取り組ませる。
・朝の時間に、読書、計算、漢字のスキル学習の徹底と書く活動を取り入れる。
・各学年毎に必読書を設定しクリアーさせる。
・職員を児童と見なした模擬授業の実施。
・漢字検定で、90点以上を合格とし、合格するまで何度でも挑戦させ、全員の定着を図る。
・様々な教科において教師相互の授業参観を実施する。
・毎月の図書貸出冊数、低学年10冊、中学年8冊、高学年6冊以上を目指す。
・導入テスト・再テストなど評価テストを実施する。
・指導過程とノート指導の統一(目当て、問題、見通し、調べる、まとめ、振り返り)を行う。

【中学校の取組例】
・反復学習・練習として、計算力テスト、英単語テスト、漢字テストを授業中に実施する。
・予習復習を意識した計画的な、宿題の与え方を工夫する。
・反復学習として定期テスト等のやり直しの徹底、導入テストなどの小テストを実施する。
・全職員で月・水曜日の放課後10分間、国数英の評価テストの実施。
・家庭学習の時間を決め(目標を持たせ)て、全校生徒に取り組ませる。

【共通の取組例】
・朝の時間の具体的活用と徹底。
・ICTを利用した分かる授業の実施。
by fromhotelhibiscus | 2012-12-15 20:49
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