Faceboo学会初日のお話ですが

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昨日市民の情報活用力の向上と、より積極的な情報公開の話をしましたが、この Blog を使って少し補足しますね。

まず、自分たちの情報活用の能力を高めていきたいという話。この2年間 FacebookなどのITツールを、情報発信を主目的に利用してきました。その結果、武雄という地名や特産のレモングラスなどの特産品を知ってもらったり、FB良品を通じて、いろいろな商品をお買い上げいただいたり、と色々な効果を得ることができました。

また、嬉しいことに市民の皆さんがFacebookを通じて、市政に対してメッセージを出していただいたり、災害情報を共有してくださったり、お店の情報を積極的に宣伝する方が出たりと、市民全体の情報発信力があがってきたことを目の当たりにし、大変嬉しいなあって思います。

こういった情報発信をすると、色々な方から武雄市や僕にアドバイスをいただくことが増えてきています。これも本当にありがたいことなのですが、それだけ 市全体の情報発信力が高まってきているのであれば、

次はその発信するの中身を充実させるために、個々の情報活用力を上げることを考えると良いのではないかと言われました。

これはしびれました。確かによい情報発信をするためには、いま莫大に増える情報をきちんと整理し、理解し、組み合わせ、それを新しい発想につなげることが重要になってくる。そういった情報活用が出来る代表的なツールとして、 まずはEvernoteを職員が率先して使っていく計画を表明しました。

実は、僕自身、Evernoteのヘビーユーザーで、自分にとって素敵な情報をEvernoteのウェブクリッパーでがんがん保存したり、検索したり、分析したり、それがありとあらゆるところで可能だし、なおかつ、それがとっても楽しい。

この夏シリコンバレーを訪問した際は Appleや Google Facebook に加え、Evernote社を訪問したのですが、経営陣のビジョンや人柄、製品に対する愛情、そして何より作っている人たちの明るくオープンな態度に、私にとっては最も印象深い訪問先となりました。

今後は、ICT寺子屋などを通じて、情報の整理や活用の方法を、市民の皆さんにも広げていきたいと思います。次に、積極的な情報公開の話です。情報公開が出来る文書に関しては、請求を待たず、先に出していくようにしたいというのが僕の基本の考え。

極端にいえば、情報公開請求をしなくても済むくらい、役所側から先行して、積極的に出していきたい。もちろん、これまで行ってきた情報公開のやり方、請求のやり方は継続しますが、それに加えて様々なツールをうまく活用して、我々の持つ情報により簡単にアクセスしてもらい、より多くの市民の皆さんにその情報を活用して頂きたいという思いなのです。

Evernoteに限らず、IT業界の厳しい競争をくぐり抜け、世界中のたくさんの人に愛用されるツールは これからも自分が積極的に試して、それが市民や職員の仕事や暮らしに役に立つよう使っていきたいと考えています。
by fromhotelhibiscus | 2012-11-17 18:56
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