検討は慎重に、実行は大胆に

検討は慎重に、実行は大胆に_d0047811_2056730.jpg

昨年3月22日、ソフトバンクの孫正義社長と、佐賀県知事特使の私は、田村市総合体育館へ。そこでは、福島原発の周りから避難されている610名がお住まいでした。まさに、阿鼻叫喚。

武雄市は玄海原発から最も近いところは30キロ。他人事ではない。私は、原発に頼り過ぎるのは危険だ。福島をお邪魔したときに心底そう思いました。そのときの思いはこちらをご覧ください。今でもまったくぶれていません。

そして、そのときから1年。

再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートしたことを受け、公募型プロポーザルにより募集していた「メガソーラー事業」について、株式会社九電工の進出が決定いたしました。

今回のメガソーラー事業は、若木町本部地区の本部ダム湖畔工業適地に、ソーラーパネル約4,100枚(1,000Kw相当)を設置し、一般家庭で約300世帯分の発電を行うものですが、これにより、約300tのCO2削減効果が見込まれ、杉の木を約21,000本植樹したのと同じ効果が見込まれます。

運転開始は来年3月が予定されています。
検討は慎重に、実行は大胆に_d0047811_20561418.jpg


今日の会見でも言いましたが、今後、武雄市では100ヘクタール(10キロ×10キロ)以上の太陽光専用のスペースを用意します。

その間、10年くらいかかるでしょうが、太陽光を始めとする自然再生可能エネルギーの「産業化」が必要だと改めて思っています。単に太陽光パネルを敷き詰めるだけでは付加価値がなさ過ぎる。雇用も生まない。


橋田社長には申し上げましたが、今回の進出はあくまでもスタート。私は病院では、池友会、図書館はCCCと組みましたが、太陽光は九電工と組みたいと思っています。まだ夢物語ですが、九電工さんと武雄市で合同で太陽光エネルギーを始めとする自然再生可能エネルギー化を推し進めるために、合弁会社を設立するか、新会社に、武雄市が50%前後出資するかもしれません。

検討は慎重に、実行は大胆に。

どうなるか、どうするか、市民福祉の維持向上のために決断、そして、実行したいと思います。
by fromhotelhibiscus | 2012-08-01 20:56
<< 変化はいつも辺境から やる気のない人は来ないでください! >>