共同通信④「市長の決意 主婦の焦燥」

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不登校だったり、周りになじめないところだったり、共通点も多い主婦の方と僕とが、東日本大震災を巡って、お互い全く知らないところで激しく交差していきます。

この記事を読んで思ったのは、僕は、大震災を期に、大きく変わったこと。そのきっかけとなったのは、記事にあるように、戸羽陸前高田市長が「ぜひ被災地を訪れ、自分の目、自分の心で考えてほしい。」という言葉、そして、実際に現地に赴き、誓ったことが、通常できることはやろう、そして、できないことも知恵を絞ってやろう。だけど、自分だけじゃあまりにも非力なので、ネットワークを広げようと。

よく誤解されているけど、僕は大震災前、自分からネットワークを構築したりするのは、人様を利用しているようで苦手、そもそも、人脈っていう言葉そのものも大嫌いだったんですが、そんなこと言ってられない。どんどん、人に会い、説得したり、説得されたり、その繰り返しでした。

一方で、この主婦の方。僕が開放へ、彼女は内向へ。でも、その気持ちは凄く良く分かるんです。これは僕だから言えるのかもしれませんが、僕と彼女は紙一重。上手く言えないし、上手に整理できないけど、気持ちは凄くよく分かる。僕も、もし、同じ生き方、そして、考え方、また、現地に赴いてない、また、被災を受けた方々の涙や悲しみに接してなければ、おそらく、彼女ほど過敏にならなくても、震災瓦礫受入反対って言っていた可能性は多分にある。

何が実際の行動を規定するのか、行動の差は多分にあっても、その動機っていうのは、案外小さいかも、って思いましたね。明日が最終回です。
by fromhotelhibiscus | 2012-04-23 21:50
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