【書評にならない書評】志力の政治 日本再生への道

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このブログでも出てくる遠山清彦さん。10年前、僕は内閣府で沖縄新法の課長補佐、遠山さんは沖縄通の参議院議員。国会議員の中には、「沖縄=利権」という立場をとる人もいたが、遠山さんは違った。真摯に沖縄に向き合っていた。こんな国会議員がいれば日本は大丈夫だろうと。

そして、時は移り、3年前。僕は市民病院の民間移譲問題で、医師会、共産党、自民党、市民団体などからリコールを受けて、自ら辞職し、信を問う選挙を仕掛けたが、僕は劣勢。そうなったときに国会議員、知事、市町村長も次々に僕から離れていった。僕は藁をもすがる思いで、友人と思った政治家に応援を頼んでも、2、3の例外を除いてほとんどこなかった。特に国会議員からは総スカン。

しかし、やっぱりこの人は違った。僕は心配して、「遠山さんに票減りますよ」って言ったら、「入れたい人だけ入れればいい。それは樋渡さんの心配することじゃない。あなたが心配すべきなのは、市民の命でしょ。」と。

1500人集まった集会の中で、遠山さんの圧倒的な演説。これで潮目が変わった。余談ですが、僕が応援したい人の選挙演説に力を入れるのも、遠山さんの姿を見てから。自分の選挙と同じくらいに力を入れます。

そんな遠山さん、3日に1度、連絡を取り合う中で時間を見つけて会うようにしてますが、この人、マシンガントーカー。とにかくしゃべるしゃべるしゃべる。切れの良い早口でまくしたてる。しかし、理路整然としている上に、話が庶民的なので、みんな魅了される。

そんな遠山さん、ここからが本題。お待たせしました。志力の政治 日本再生への道という本を緊急出版。僕のこともしっかり書いてありますが、特に魅了されたのは、「第一部 震災からの日本再生を目指して」と「第二部 離島問題そして「沖縄」に挑む」。この2つを読むだけでも価値がある。ちなみに、僕は206ページから登場します。イギリスのブレア元首相よりページが割かれていますが、いいんだろうか。

この本自体も、やっぱり、遠山節。トークトークトーク。読みやすいし、真っ当な政治家の真っ当な軌跡。こんな政治家、国会議員がいます。ぜひ、読んでください。
by fromhotelhibiscus | 2011-12-08 22:29
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