郵政民営化

郵政民営化法案が否決されました。
郵政民営化_d0047811_23183139.jpg


それで思い出すのは、この手の国民的話題になった場合の政府の対応。例えば、明治時代、今とは比較にならないほど市町村合併が進められましたが、そのときの政府の呼びかけが、「市町村合併で財源を集中して小学校を作ろう!」でした。昭和の大合併のときは、「市町村合併で財源を中心として中学校を作ろう!」

郵政民営化_d0047811_23184227.jpg
でも、どうでしょう。国民ニーズが多様化・高度化する中でなかなか難しいとは思いますが、平成の大合併はそのような夢のある話は無い(何もハコモノ作れ!ではないですよ。)ですし、ましてや、郵政民営化で「国民生活のどこがどうなる」という話は一切無し。
郵政民営化_d0047811_23185481.jpg

例えば、これ自体は僕自身、総務省の担当には伝えていたのですが、「民営化によって自分の税金がこれだけ減る。また浮いた税金で◎※手当に充てる。」という具体的かつ身近なメッセージを国民に送るべきではないか、と。200兆円がどうなるこうなるじゃ国民は分かりませんよ。

所詮、いい意味でも悪い意味でも政治はメッセージだと思います。これから総選挙になりますが、各政党・各候補者とも、郵政問題や靖国問題を含め、「具体的に日本がこうなる!」という話をして欲しいものです。行政は政治が混乱すると迷惑です。

(画像は香港です。)
by fromhotelhibiscus | 2005-08-08 23:14
<< 6合目? こちら部長室 >>