原発事故訓練、やって良かった。

今朝は、5時に目が覚め、ピリピリしてました。やっぱり、脳裏には、大震災11日後に福島訪問の際の、地域住民はおろか、行政も大混乱。あんな原発事故が起きたら、必ずパニックが起きます。そのパニックを抑えるには、訓練しかありません。しかし、今日は、全国の基礎自治体初の、しかも、お隣の伊万里市との共同訓練ということで、そわそわぴりぴり。市民病院問題の時もピリピリはしてなかったんですが。しかし、本部が開催されるのと同時に、本部長モード。
原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21561544.jpg

大雨で水害が起きているところに、玄海町沖でマグニチュード7の地震が起き、玄海原発の冷却機能が全て喪失。県の暫定避難計画により県から伊万里市に避難指示、武雄市に受け入れ指示が出たという想定で実施しました。併せて、山内町の福祉施設で火災発生。
原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21555987.jpg

原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21553850.jpg

災害対策本部長である私が、原発事故に関する事象は全て取り仕切り、他の水害と火災に関して、副本部長の前田副市長が担当する、という二頭立てで行いました。
原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21561135.jpg

場所が重ならない複合災害のときは、一人に全ての権限と情報が集中するのは、僕は良くないって思っていますし、切り分けた方が効率的にできると思っていましたが、実際、訓練をやってみて、そのとおりでしたね。これは、前田副市長の指導力が大きい。

原発災害訓練に関しては、明日の朝刊、テレビで皆さんが知るところになりますが、佐賀新聞が既にネットで流しています。ご覧ください

僕からは、情報の行き違いがいくつかあった、きちんと検証して改善する。来年以降も実施したいと、コメント。 早ければ9月中に、今日の訓練のレポートを作成しオープンにしたいと思っています。

この訓練が、全国に広がること。この訓練は古賀秘書官の写真を見れば分かりますが、市や町という基礎自治体しかできません。心からそう思っています。そういう意味でも、我々の訓練の結果はオープンにします。
原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21554881.jpg


訓練に当たっては、市民1000人の皆さんのご参加を頂きました。塚部伊万里市長、松本洋二まつもと胃腸科・内科クリニック院長、東大医学部准教授の中川恵一先生(武雄市市政アドバイザー)、鶴崎直邦新武雄病院理事長、武雄市消防団、国土交通省武雄河川事務所、自衛隊、武雄警察署、広域圏消防本部ほか、さまざまな皆さんのご協力を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。


いろいろ課題は浮き彫りになりましたが、不眠不休の政策部総務課安全安心係の皆さんを中心に、よく頑張ってくれました。身内ですみませんが、お礼を言います。

参加住民の方々が、口々に、「地に足の着いた良い訓練でした」とおっしゃってくださったこと、これは本当に嬉しかった。ありがとうございました。
原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_2156795.jpg

原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_2156331.jpg

原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21555645.jpg

原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21554598.jpg

原発事故訓練、やって良かった。_d0047811_21554115.jpg

by fromhotelhibiscus | 2011-09-04 22:01
<< 議員って議決守んなくていいの? 三たび、仙台市若林区へ >>