三たび、仙台市若林区へ

武雄に戻ってきました。仙台空港から福岡空港へダイレクト。これだけでもありがたい。ただし、仙台駅から空港まで電車で行きましたが、最後の空港駅の一つ駅手前で降り、臨時バス。その駅には、仮設住宅が並び、付近の家の屋根はブルーシート。ただ、10月1日から、仙台駅から空港駅までまっすぐ行けるそうです。


さて、今日のメインは、5月に「チーム武雄」として訪れ、瓦礫の撤去、汚泥の搬出などを行った仙台市の若林地区へ。5月はこんな感じでした

しかし、今では、別世界のよう。瓦礫などが積まれた道路は広くなって(震災前のようになって)、大友よし江さんのご自宅もきれいに。たまたま自宅で農作業をされていたご主人に会いましたが、こちらも当時とは別人のように。
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武雄にもいらした大友よし江さんの今の住居、仮設住宅にお招き頂きました。いろいろお話を伺うにつれ、これまでのご苦労と、しかし、これからの希望の灯が。
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たった3日間しか東北の被災地にいることができませんでしたが、そこかしこに、前を向いて歩こうという意思の力を感じることができました。陸前高田市の仮設住宅で出会ったおばあちゃんは、「過去を振り返ると辛いことばかりだから、前を向いて歩きます。皆さんのご厚意に感謝します。」と腰が折れるほどお辞儀を。同じく、3人のお子さんを育てているお母さんは、「生きているだけで、こんなに幸せとは思わなかった。亡くなった家族の分まで頑張ります。」と。そして、ゆきえさん、「本当に、全国の皆さんからこんなに良くして頂いて、私たちは、必ず立ち直りますから、市長さんからもそのことを伝えてください。」とのこと。
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多くのことを学んだ3日間となりました。国があてにならない今、我々、基礎自治体が水平的にしなければならないこと、そして、市民ができること、帰る飛行機の中でいろいろ考えてましたが、台風の影響でとにかく揺れる、揺れる。無事に着いてほっとしました。
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(写真は、最後を除けば、古賀秘書官です。)
by fromhotelhibiscus | 2011-09-02 22:46
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