電子化と大学と僕の限界

いつも、火曜は朝8:30から市長以下全部長出席の庁議が開催されます。僕はここの司会です。今までは、自分の机のパソコンを庁議室(特別会議室)に持ち込んでいたのですが、今日から、備え付けに。いよいよ本格的な「電子会議」の到来のような気がします。

そういえば、10年位前は、電子化が進めば、会議や出張、ペーパーは不必要になるという話がまことしやかに流布されていました。僕なんかも、総務省時代にちゃっかり、そういう趣旨で財務省主計局に予算説明をしていました。

それがどうでしょう。あの東海道新幹線の混み具合、会議もひたすら増えていく一方、ペーパーは役所ベースで5年ほど前から50%増えていることを考えれば、人間はあくまでもフェース・トゥー・フェース、言い換えればアナログの存在なんですね。


夕方は市内4大学の理事長・学長懇親会に何でか呼ばれたので参加しました。予想以上に盛り上がって楽しかったです。僕自身、学生時代にイギリスのオクスフォード大学やハーバードを訪れましたが、街の中での大学の存在感が際立っていました。これらの大学はどこから大学でどこまで街かすらはっきり分かりません(笑)。それくらい溶け込んでいるんでしょう。

また、わざわざ海外の例を出さずとも、早稲田や東大、明治、一橋なんかは完全に街と一体化しています。今、関西大学と将来のまちづくりにいろいろ語っていますが、高槻に新たに来てもらう際には、どこまでも街と一体化してもらおうと思っています。

それとともに、世界最高水準のある仕掛けを高槻に進出した関大とともにやろうと思ってワクワクしています。今晩、お世話になっている学長さんにこの話をしたらあっけなく快諾。河田学長ありがとうございます。それと、大阪医科大学の佐野浩一先生ともいろいろ前向きな話ができました。佐野先生ありがとうございました。


今抱え込んでいる企画案だけで、今数えたら、でっかい話から小さい話まで110くらいあります。今まで関大誘致を含めて、同僚の血をにじむ努力のお陰で、90くらいは実現しました。いくつもの顔や背中が思い浮かびます。皆さんありがとうございました。

でも、もうそろそろもういいかなって思うようになりつつあります。私への評価自体はあんまり感心が無いのですが、自分なりに解釈して自分の能力をかなり上回ることを実現できたと思っています。それもこれも心ある皆さんのお陰です。

その反面、かなりいろんなことの実現のために無理してきた面もあって、庁内外にいろんな歪みが出てきているのが実感です。

あまり詳しくは書きませんし、書きたくありませんが、今はそんな心境です。
by fromhotelhibiscus | 2005-08-02 12:59
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