【書評】おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2

昨日は20キロ、今日は18キロ。これって、牛肉の重さじゃなくて、走った距離。はっきり言って(はっきり言わなくてもいいんですが)、牛歩なみ。

僕らの業界、平日よりも週末の方が遥かに忙しい。しかし、今回は奇跡的に、土日ともに午前中が空いていたので、走ったけど、朝7時台はともかく、8時台になると気温が急上昇。走り終わると、ふらふらになります。

最近は、僕が大阪マラソンに出場することも少し知られてきて、走ってると、車の中や沿道から、「マラソン頑張って!」と声をかけられますが、これは選挙のときと同じで嬉しい。ありがとうございます。


今日、強く思ったのは、走り始めて大きく変わったこと。確かに、体重が10キロ、体脂肪率は10%落ちたという慶賀すべきことはあるんですが、それ以上に、圧倒的に本を読みたいという衝動が。まさかこんなことになるとは。体を動かすと脳みそを使いたくなるんですかね。かなり気怠いけど、寝そべって読みます。そして、気づいたら寝てます(笑)。代わりに、音楽はいいやって。走ってるときに、聞きまくっているからでしょう。

しかし、今も手元に雑誌を含めると10冊ほど並行して読んでますが、僕にとって、リズムの悪い本は数ページでパス。そういう意味でも、また、内容でも、今日はこの2冊を紹介します。


1つは、そう、村上春樹のエッセイ。たまたま、アンアンを読んでたときにあった、「ハンバーガー」。僕にとっては、このワンエッセイを読むだけで元が取れる。大橋歩さんの挿絵も泣けるほどいい。僕は、前作よりも好き。リズムが合うんでしょうか。
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それと、読みこなすのに、ちょっと気合いが入りましたが、中国のジレンマ 日米のリスク (新潮新書) も良かった。データ(数字)が豊富で、説得力がある。海江田さんを始め総理候補に何で、説得力がないかというと、空気や雰囲気でモノを言っているから。分からないと、この人たちは、「そこは議論して」と逃げる。

この本は、数字を挙げて、僕らを逃げさせない。データの心地よいリズムが、今まで中国に関して漠然と思っていたこと、マスコミや評論家が語ってきたことの多くを粉砕する。こちらも、おすすめです。
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そんなわけで、これから、ランニングの本と、ブルータスを読みます。

NO RUN, NO BOOK
by fromhotelhibiscus | 2011-08-28 16:23
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