「思い続ける」が力になる

昨日の西日本新聞の社説に、「思い続ける」が力になる、と題して、

東北地方の太平洋沿岸を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、5カ月以上が経過した。 この間「少しでも被災地の力に」と、遠く離れた九州でも多くの人が募金に協力し被災地に出向いてボランティア活動をするなど、支援に取り組んできた。

だが、日を重ねるごとに、被災地への関心が少しずつ薄れてきているのを感じる人も少なくないだろう。時の流れとはいえ、反省しなければなるまい。 被災地では、いまだに約4600人が行方不明であり、避難や転居を余儀なくされた被災者は8万人を超えている。

 「被災地の闘いはこれから5年、10年と続く。それぞれの段階で、できる支援もある。被災地への思いを長い間、持ち続けてほしい」。震災直後、ある災害社会学の専門家はこう呼び掛けていた。 復興への道のりは、長く険しい。私たちの身にも染み入る言葉である。

こうした中で、被災地へ思いを寄せる人々の力を結集して、九州から復興への歩みを後押しするイベントが22―28日、福岡市内で開催される。 震災の被災地を支援する官民組織「がんばろう日本」福岡・九州推進協議会などが主催する「『DO FOR JAPAN福岡から元気を』の一週間」だ。

期間中、観光客らと接する機会の多い福岡空港やJR博多駅などで働く1万人以上の人たちが「Do for Japan」のバッジを着け、笑顔とともに被災地に寄り添う福岡の思いを発信する。 「必ず復興します」-。福岡市・天神地区にある大型ビジョンでは、震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の町長や町民のメッセージも流され、市民へ支援を呼び掛けるという。

24日には、震災を最前線で見つめてきた河北新報社(本社・仙台市)の報道部長を招いた「市民の集い」も開かれ、九州に住む私たちが、どう被災地と向き合っていけばいいのかを考える。

仙台市で5月、がれき撤去のボランティア活動をした佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は「被災地を見て息の長い支援が必要になると感じた。そのためにも、被災地を思い続け、それを発信することが大切だ」と振り返る。かみしめるべき指摘であろう。一連のイベントを通し、被災地を支える誓いを新たにしたい。

大分県由布市では、24日開幕する「湯布院映画祭」で、これまでゲストとして登場した俳優の洋服などのオークションをして、収益金を被災地で映画上映会を開いている団体に寄付する計画だ。 今年5月の「博多どんたく」のパレードには、宮城県から仙台市の「七夕まつり」隊などが参加した。今月6日の仙台七夕まつりには、どんたく隊がしゃもじを鳴らしながら踊りの輪に加わった。被災者は大いに元気づけられたという。

こんな交流は今後も、ぜひ続けていきたい。私たちが「思い続ける」ことこそが、被災地の大きな力になるはずだ。

=2011/08/20付 西日本新聞朝刊=



新聞の社説に、政治家である僕の異例のコメントが掲載されますが、被災地支援を含め、いろんなことを行うにも、「思い続ける」ことが一番大切じゃないかって思ったのが、今日の、第5回東日本大震災チャリティーパフォーマンス「だいでんいっしょ」in武雄

武雄高校、武雄北中のみんな、ティーンズミュージカルSAGAの皆さん、が思い思いのパフォーマンス。僕も含めて、みんな、涙したそのひたむきさ。思い続けることが彼ら、彼女たちにしっかりと根付き、発信している。

昨日のこども議会に続き、こどもたちのいろんなことをこちらが教わった一日となりました。余談ですが、Twitterや市Facebookページを見て、県外からもお客さんがお見えに。ありがとうございました。
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by fromhotelhibiscus | 2011-08-21 22:18
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