古川知事は辞める必要無し。

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ほぼ毎日、新聞やテレビで、佐賀県の古川康知事の発言が大きく取り上げられているけど、僕にも、取材があります。僕の正式なコメントは、九電の第三者委員会の発表以降、必要とあらばしますが、現時点での僕の考え方は以下のとおりです。

まず、今朝の朝日新聞。ここは、懲りませんね。朝日と言えば、サンゴ事件。未だに語り継がれる、このヤラセ、ねつ造。これだけの大問題を起こして、朝日首脳は誰も責任を取ってない。市民病院の民間移譲問題でも、一番、センセーショナルにあることないこと書いていたのも、朝日新聞。最近では、このブログでも書いたけど、西部広域ゴミ問題の書きっぷりは事実誤認のオンパレード

その朝日が、「発言がメモ通りなら、知事自ら世論操作を求めた疑いが濃厚で、厳しい責任の取り方が求められる」とあるけど、あのね、厳しい責任の取り方って何のこと。普通は引責辞任になるけど、仮に発言がメモ通りであったにしても、僕は辞める必要は無いと思う。

まず、知事の立場から言うと、これは前にもこのブログで書いたけど、知事が法的に言っても、決断できる、しなければならない立場ではないこと。日本は法治国家です。あくまでも、原発再開は、国の判断だ。それと、現時点での報道では、九電に自民党県議等への働きかけを要請したとあるけど、僕だって、さまざまな案件で、市議や経営者、区長会、婦人会、老人会等へ施策の実現に向けて、強力に働きかけます。その最たるものが、市民病院民間移譲問題の時。とにかく、説得や説明で、佐賀県庁から出向していた大田副市長と古賀副市長、前田営業部長(現副市長)らと徹底的に動いた。これをヤラセと言われれば、我々は政策の実現ができない。あの当時から言ってましたが、もし、私の判断が間違いであると判断するのならば、選挙でその意思を示してほしいと言ってました(ただ、「首長パンチ」にも書きましたが、リコール選挙になるとはね(苦笑)。)。


軽率な僕が軽率に言うのもどうかと思うけど、古川知事も原発再開問題については軽率だと思う。しかしね、一連の知事の言動が、毎日、新聞の一面を飾り、テレビでも報道されるのはどうかな。県議会も怒り過ぎ。知事問題を書くなとは言いませんが、もっと、プレスは報じなくてはいけない問題が多々ある。その証拠に、市民は賢い。今朝の楼門朝市、ランニングの途中に多くの市民と話をしたけど、誰も知事が辞める必要があるとは言っていない。

古川知事は、LCC佐賀空港就航、シンガポール佐賀牛輸出、中国事務所の開設を含め、僕は骨身を削ってよくやっていると思う。話をするときは、佐賀県の浮揚のことしか、しゃべらない。そして、行動が速い。諸課題について、意見ややり方の相違はあるけど、それはそれで尊重してくれる。


ちなみに、原発再開問題で知事とは直接話はしていないし、知事の本意は県議会答弁でしか分かりませんが、僕の立場は、脱原発、反原発じゃないっていうもの。知事と僕とでは、1号機の扱いなど大分隔たりがある(僕は廃炉)。


最後に、古川知事さん、県議会や記者会見等で、とにかく洗いざらいお話ししてください。少なくとも、引責辞任をしなくてはいけないような犯罪行為では無いと信じています。ましてや、この問題で結果責任を負う必要もありません。朝日を含むプレスは、福島レポート等に加え、原発の構造問題、これからの原発施策、世界的な流れ、などにもっと重点を置いてほしい。僕はそう思っています。
by fromhotelhibiscus | 2011-08-07 21:58
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