大使公邸晩餐会

今晩は、小島誠二在タイ日本国大使主催の晩餐会。大使公邸にて。もともと総務省にいたこともあって、海外出張の際は、例えばローマ大使館にお世話になったり、今年の4月には、サンフランシスコ総領事館で、総領事とお目にかかったりしましたが、さすがに実際、大使のお住まいである公邸に伺うことはありませんでした。
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我が国らしい、和を品よく前面に出した佇まい。室内に圧倒されてちょっと緊張していましたが、小島大使が、きさくな方だったので、すぐに緊張がほぐれました。晩餐会は和食、控えめな味つけ。佐賀牛も出てきました。武雄市のこと、武雄市民病院の民間委譲、玄海・福島原発のこと、タイの歴史、文化から、大使の幅広い趣味まで、2時間、あっという間。その間、岡田隆公使からタイのお国柄もユーモアを交えながら解説。山下、富田、長谷川一等書記官も同席。
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過去官僚として面白かったのは、タイは、公務員天国。公務員の数が多い上に、公務員の給料が真っ先に決まる。省庁が30以上ある。日本は1府12省なので、3倍くらいあるんですね。それと、77の県知事は、我が国が昔そうであったように、官選知事。要は国から知事を県に押し付けてるんですね。しかし、昔の日本との違いは、この官選知事の他に、並び立つ選挙で選ばれる首長がいるとのこと。しかし、両者の権限がはっきりしない。さらには、市長の存在は無く、県知事の下は、郡長。この郡長が権力を持っているとのことで、世襲が多い。郡長が国会議員の行く末を左右する・・・

興味は尽きることなく。こんな貴重な機会を作ってくださった武雄市出身で30年以上タイで事業を営んでいある清水さん、一緒してくださった中山鉄工社長さん、古賀鉄也デジハリ社長さん、ありがとうございました。一生の記念になりました。古賀社長は今晩、空路、羽田へ。また会おう。
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by fromhotelhibiscus | 2011-07-24 01:03
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