総理は国民が直接選ぶべし。

松本復興担当大臣の暴言辞任、原発のストレステスト（僕はこれ自体は評価する）、国対委員長の暴走抗議、玄海町長の怒りの白紙撤回、海江田大臣の辞意示唆、総理の国会での意味不明答弁。今日も、この原発問題で、テレビや新聞、雑誌の取材に追われました。

いよいよ菅政権は断末魔状態。早晩、僕が言うまでもなく、菅さんも辞めなくてはならなくなるでしょう。

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しかし、ここで首のすげ替えはいけない。思い出してほしい。自民党政権末期の際、コロコロ総理が変わったけど、それを一番批判していたのが、鳩山さん、菅さんだった。しかし、今にして思えば、民主党政権の今と、自民党政権、どう考えても民主党が酷い。これは民主党の誰が後任となっても同じ。以前、自民党に大政奉還すべきと書いたけど、民主党よりましかもしれないが、この国難には対処できないでしょう。

ではどうするか。僕は、総理は公選制。すなわち、国民が選ぶ、という位置付けにすべき時が来たと思っている。もちろん、これはハードルめちゃめちゃ高い。憲法改正まで必要。でも、重ねて言います。公選制にしないと、いつまで経っても、第二の鳩山さん、菅さんしか出てこない。僕からすれば、前原さんも原口さんも同じ。

橋下大阪府知事も言ってたけどね、今の総理は、自分を選んだ国会議員しか見てないし、国民は見ていない。だから政局や政争に明け暮れる。一方で、僕ら市長や知事は、直接住民から選ばれる。だから、いつも目線は、住民にある。そして、僕なんか市民にいつも言ってますが、もしダメだったら次の選挙で落としてくれと。その代わり、この４年間は、任せてほしい。４年間しっかり見ていてほしいと。だから任期中は落ち着いて仕事ができる（ま、僕は、一期目、リコールに伴う選挙で一回辞めているのであんまり説得力ないかもしれないけど。）。

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国民が選びたい人を選ぶ。ちょっと違うけど、アメリカの大統領のようにね。そうすれば、もっと、総理は、国民を見るし、制度に慣れれば、国民は託すようになる。また、国民は無責任、無関心とはならない。メディアは政局ではなくもっと、政策面で強力な監視ができる。

今の国会議員で、総理にしたい人っていますか。僕にはいない。もし可能であれば、橋下知事や孫社長になってほしい。そうしないと、日本は沈没する。今日の原発を巡る迷走でそんなことを思いましたね。

（写真は５月に被災地ボランティアで伺った仙台市若林区の花。強烈な塩分を含んだ汚泥が襲った地で、健気に咲いてました。）