千葉市長を応援する。

まず、千葉市長の熊谷さんってこんな人。僕より遥かに年下でかっこいい人です。ちなみに、仲良しでしょって言われることもあるんですが、面識ありません。


で、何で全然関係の無い僕が、千葉市長を取り上げるのか。彼のツイッターが問題になっているからなんですね。この読売の記事が発端。


こんな記事です。

4日の千葉市議会一般質問で、熊谷俊人市長が震災直後にネット上の簡易投稿サイト「ツイッター」への投稿を連発したことに、議員が「組織のトップがやることではない」と苦言を呈した。市長は「より多くの手段で情報を伝える必要性があり、大変効果的だった」と反論、意義を強調した。

市長は3月11~14日に計123回の書き込みをし、災害情報のほか、市民からの飲用水や放射能に関する疑問、注文にも答えた。これに対し、自民の松坂吉則議員は「対策本部長として情報収集や判断、命令を優先すべきなのに、なぜツイッターをやっていたのか。職員も振り回される。やめるべきだ」と迫った。市長は「災害対応の合間をぬって様々な情報を発信し、市民が必要な情報を把握するのに参考になった」と説明。やめる考えはないとした。

市長のツイッターのフォロワー(閲覧者)は震災前の数千人から約2万人に拡大。不特定多数から寄せられる意見を所管部署に伝え、対応を指示するケースもあり、市役所内部でも疑問視する声がある。

(2011年6月25日11時08分 読売新聞)

千葉市長を応援する。_d0047811_2251782.jpg


この千葉市議、松坂よしのりさんという人なんですが、ブログで釈明をしている。

危機対応には優先順位が必要です。広報は、HP、自治会ベースの回覧、掲示板、防災無線、その他のツールを積む重ねることが重要です。さらにどのツールが一番の効果的であるか判断し、その広報媒体をいち早く使わなければなりません。しかし、効果がある広報媒体を有効的に使わず混乱が生じたことも事実です。

震災後、夜間には指示命令を出せる人物が役所内にいなかったことも大きな問題です。18時台や19時台に権限を有した本部長帰宅し、誰にも判断が出来ない状況を作り出したことも問題です。

私は、96万市民の皆様すべてのことを考え、行動するのがトップだと思います。少なからず私はそのつもりです。


と。


Z会の寺西隆行さんが、いつものように、「市長がツイッターやることの是非。」という見事な論考


そして、ツイッターを使いまくっている僕の考え。まず、被災に遭った千葉市で、僕も熊谷市長のツイッターずっと見ていましたが、総じて的確でしたよ。しかも、速い。市民目線で取り組んでいるのもよく分かる内容。


一方、この松坂市議。こりゃ、論外ですね。全然判っていないし判ろうと努力もしない人でしょ。うちの議員にもいるけど、往々にして、拡大批判をする人。氏のHP等可能な限り読みましたが、僕はそんな印象を持ちましたね。

4日間で書き込み123回で批判しているけど。僕は多いときで同じスパンだと300回を超す(笑)。決して、市長が突出している訳ではない。市議のブログに

危機対応には優先順位が必要です。広報は、HP、自治会ベースの回覧、掲示板、防災無線、その他のツールを積む重ねることが重要です。さらにどのツールが一番の効果的であるか判断し、その広報媒体をいち早く使わなければなりません。しかし、効果がある広報媒体を有効的に使わず混乱が生じたことも事実です。

とあるけどね、そんなの不可能よ。自治会ベースの回覧だと情報が2週間くらい遅れることもあるし、防災無線はみんなが聞けない。何で、市長のツイッターだけが問題視されるのか。さらに、どのツールが最も効果的かというとね、それはツイッター、ケーブルテレビ、ホームページ、防災会議、などありとあらゆる情報伝達手段、情報収集手段をとり、結果でしか判断できないよ、松坂市議さん。往々にしてやったこと無い人はこんな論陣を張る。

私は、96万市民の皆様すべてのことを考え、行動するのがトップだと思います。少なからず私はそのつもりです。

とあるけど、僕らの5万都市でもそんなことはできないよ。観念論、理想論としてはあり得るけど、実務上不可能。災害が起きてしまったこの地域をどうするか、医療体制をどう構築するか、はたまた、兵站をどうするのか、ということはすぐに決められるけどね。要は、この文言はこけおどし。少なからず、私はそのつもりですって、言うような御仁が、ツイッターを市長として私はこう使う!という提言はあっても、使うなって言うこと自体、どうかなって思うよ。


ただ、穏健で真っ当な千葉市長が変な市議会議員に批判をされて、過激でアウトローの僕がツイッター活用でさほど批判されないのか、それは、うちの全職員や有力議員がアカウントを持っていてね、僕の言動をフォローしたり、修正したり、僕に意見を投げたり、ある程度、職員の中で双方向性と共有性が図られているからだと思う。そういう訳で、僕を含む個々の職員(点)が複雑な線で結ばれ、面となっている状況になっています。そこに、少なからず市民の皆さんが絡んでくださる。そこが千葉市と武雄市の違いかなって思うんです。しかし、それもまた杞憂かも。千葉市長のフォロワーの多さは、きちんとした広がりを物語っています。


長くなりました。読売新聞の記事もまた論外。これは、やっかみでしょうね。考えは、寺西さんと同じです。


というわけで、熊谷市長、がんがんツイッターやってください。僕は応援するよ。
by fromhotelhibiscus | 2011-06-26 22:17
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