こんなにひどい内閣不信任案ってあるもんか。

僕は怒った。あんまり怒らない僕が怒ったんだから、相当なもの。
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もともと、東日本大震災の被災者の方々が、政治の助けを求めている中で、可決でも否決でも政治行政が停滞する劇薬・内閣不信任案は現時点で出すべきではないって再三、このブログでも言ってきました。これは、多くの被災者の皆さんも同じ考えだと思うんです。

そんな中で、出す以上は、僕らが納得するかどうかは別にしてもね、首尾一貫した強烈な大義が必要なんです。特に、政治の世界では強くそれが求められるし、規模は大分小さくなるけどね、僕は住民監査請求を受けようが、リコールを受けようが、21億円の住民訴訟、民主党佐賀県連の原口さんや大串さんから、市長選で刺客を送り込まれようが、へこたれずに戦うことができたのは、「市民の命を守る」という首尾一貫した大義名分があったからなんですね。その大義名分が本当に正しいのか、それは選挙で判断されるしかない。


今回の内閣不信任案はどうよ。

まず、鳩ぽっぽさん。あのね、議員辞職を撤回し、普天間基地移設を反古にして同盟国アメリカにヒビを入れ、中国に舐められる原因となったこの御仁が、民主党を壊したく無い一心、保身で、菅さんと談合し、不信任案に賛成から反対と急旋回。

次に、原口さん。一昨日は、原口維新の会創設の際には、野党の行動には乗らないと言ってたくせに、次の日には、民主党のために私は国会議員になったのではない、命のために国家議員となったので、不信任には賛成、そして、今日はなぜかまた反対。賛成票を投じた松木さんの説得にまわる始末。この変わり身には、僕は、同じ佐賀県人として恥ずかしい。今日ね、本当に、「嘘つきは政治屋の始まり」ってこの人を見て、そう感じたよ。彼をよく知る人が、自民党にいたときからそうだったから、あんまり驚かないって。

最後に小沢さん。僕はそもそもこの人は明快な国家観もなくね、メッキの人だと思っているから、どうとも思っていないけど、国会の欠席はダメですよ。政治家が果たすべき説明責任から逃げてる。六本木のカラオケ屋で慰労会やってる場合じゃないでしょ。

おまけ、菅さん。もう失うことは何もないんだから、とにかく、被災者の皆さんのために、確かな希望や夢が持てるよう、次々に予算案、法案を出してほしい。今日の時点で完全に死に体なんだから、2次補正のメドがついたら、それで辞めてほしい。


しかしね、こんな内閣不信任案、空前絶後でしたね。茶番、談合、そして、怒り、呆れを通り越して、深い悲しみを感じた一日でした。しかしね、史上最悪の民主党の政権に振り回されることの無い、しっかりとした行政運営をし、一政治家として、おかしいことはおかしいとこれまで以上に発信しようと改めて決意した。以上。
by fromhotelhibiscus | 2011-06-02 22:18
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