自問自答の旅に出ます

このブログを細々と始めたのは、6年前の出向中の高槻市役所時代。遠い昔と思いきや、まだ6年しか経っていないんですね。それから、市長選、リコール、浪人、出直し市長選、三たびの市長選と目まぐるしい動きで、市民の皆さんにはご迷惑をおかけした面も多々あったと思います。すみません。
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その間、関西大学の一括誘致、フジテレビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」の誘致、市民病院の民間移譲、先の大震災の被災者の方々の受け入れ態勢の構築といった大きな仕事から、市民の目線で行った水道料金の引下げ、固定資産税の引下げ、介護保険料の引下げ、みんなのバス、空いている庁舎の有効活用など市民目線で取り組んだことなど、上手くいったこと、失敗したこと、時には権力批判、マスコミ批判、楽しかったこと、悔しかったこと、いろんなことをほぼ毎晩このブログに拙い言葉で書いてきました。写真も自分が映っているもの以外、ほとんど、自分が撮りおろしたものであり、そういう意味では、手作りでした。

たった10行くらいのブログに2時間かけたりしたこともありました。一枚の写真を選ぶのに呻吟したこともありました。コメントに答えるために、3日間くらい同僚職員と議論したこともありました。

そうですね、この3年くらいは、ブログ見ているよ、とか、そのブログの意見違うんじゃないのか、と様々なご意見を頂くなど、市政を身近に感じて頂くこと、また、市政を対外的に情報発信できたことが少しばかりでもできたんじゃないのかって思います。1日のブログのアクセスが20万を超したときは鳥肌が立ちました。

別の面で振り返ってみると、 僕の身の丈を超すくらいに、とにかく、発信して、発信して、発信した。その結果、ふと、今日、自分の深いところにあるはずの水源地を覗いてみると、水がほとんどたまっていない。

そして、ブログを始めた6年前、知らない方が、ブログを見てるよ、って言ってくださると夜も寝れないくらいに嬉しくて、嬉しくて。しかし、今では、褒められることも、批判されることも、悪い意味で慣れっこになってしまいました。今晩、大村にいましたが、ブログのことで褒められたとき、ほとんど何も感じない自分がそこにいました。


そこで今日決心したのは、

自問自答の旅に出ること。

できれば、僕の原点に向かって旅をしていきたい。原点がどこにあるか分からないけど。

旅からいつ戻ってくるかは、今の僕には全く分からないけど、

戻ってきたときには、荷物を紐解き、紐解いた荷物から、リアルな言葉を紡ぎ出すことができるでしょう、きっと。

しかし、情報発信を声高に叫んでいることも事実だし、その必要性は十分に認識していますので、ツイッター市のフェイスブックでは、発信していきます。

このブログで、いつの日かお目にかかれること、そのときまで、さようなら。
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by fromhotelhibiscus | 2011-04-23 23:34
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