大連立には反対、やるなら大政奉還。

民主党と自民党の大連立の話がまた出てきましたね。まず、僕は絶対、反対。

今、東日本大震災で最も急ぐべき政府としての課題は、原発問題の早期収束、行方不明者の方々の早期確認、被災者の皆さんの精神的ケアーを含むあらやる支援、物流の確保など、これは政治の意志はあまり関係ない。行政として、民間セクターと連携して、スピード感をもってやること。これに尽きる。そして、孫ソフトバンク社長や、今日会った橋下大阪府知事も語っているように、政府として集団疎開の方針を示すことなど。これは確かに政治の意志はいるかもしれないけど、総理の肚一つ。


意思決定一つとって見ても、大連立をやると遅れる可能性が高い。だって、持ち帰り場所が、今までは与党民主党だけでよかったのが、今度は自民党も加わる。民主党と自民党と意見が割れたらどうするんだろう。それと、期限付きって言っているけど、この復興問題に関して、果たして、合理的な、かつ、国民に説明できる期限なんか説明できるの?

また、ツイッターで書いてあったけど、二大政党政治につながる小選挙区制度をどう考えるの?


こんな、大連立という責任の所在が曖昧で、何だか、党利党略が透けて見える小細工よりも、党首会談で復興に関する大方針を確認し、その上で、政府与党が一体となって、復興計画に則って、政策案や予算案を企画立案し、国会に諮ることが筋だと思う。それでも、ダメなら、いっそ、無理を承知で言えば、大連立というのは、与党の遂行能力の欠如を示す訳だから、徳川幕府がやったように、旧与党であった自民党・公明党にこの際、大政奉還すべきだと思う。

とにかく、今やるべきことは、会議室での100の議論より、1の実行。その1の実行からどんどん広げていけばいい。僕は、福島原発近くの避難所や周辺の市町をつぶさに拝見した経験からも強く思う。
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by fromhotelhibiscus | 2011-04-02 23:26
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