【重要】第3次タウンステイ構想〜長期の支援策〜

今日は、第3次タウンステイ構想を記者リリース。リリース内容はこちら

概要はこちら。

地域、集落、コミュニティを一体で受け入れ

地域、集落、コミュニティを一体で受け入れ、コミュニティを維持
空き庁舎を提供し、被災地の行政機能も併せて受け入れ
近隣の学校、病院、福祉施設、商業施設等とも連携し市挙げて受け入れ

応急仮設住宅の建設(100戸程度)

被災者の長期的な避難、居住のために建設(1戸30㎡程度×100戸)
市有地を仮設住宅建設用地として確保(北方小学校南側、約7,000㎡)
着工は、被災県から佐賀県への支援要請が前提(災害救助法第35条)

生活支援助成金の給付(30万円程度)

被災地からの移動費、住宅入居準備金、生活費助成金など総合的に支援
1世帯(4人)で市営住宅等に入居の場合、最高34万円を支給(入居月)



全国では、佐賀県や武雄市が先導した結果、1〜3か月の短期受け入れ計画は、ほぼ出そろっているんですが、中期(3か月から1年)や長期(1年以上)はまだまだですね。

あくまでも私見ですが、中期は、短期の受入プランを延長(短期+短期+)していけば、被災者の方々も受け入れの私たちも、対応できる可能性が高い。しかし、長期になると、別の哲学がいる。

その最大のポイントが、「地域、集落、コミュニティを一体で受け入れ」なんですね。そこに、利便性が高く、まとまった土地に、「応急仮設住宅の建設(100戸程度)」、被災者の方々に、最初のひと月に、「生活支援助成金の給付(30万円程度)」を行う。

この3次の構想で、数字と具体的な場所を書き込んで提示しました。もちろん、雇用の確保など極めて重要な要素がありますが、決まり次第、改定していきます。その辺はこちらをどうぞ↓。




今日、被災地の自治体の職員の方、実際、千人を超す受け入れを行っている被災地近隣の町長から電話がありました。その町長ですが、自分たちの町も少なからず被災を受けているし、そもそも、キャパシティが足りない。

町長曰く、遠く離れた武雄市が、具体的なプランを出して、最初は不思議だと思ったんだけど、自分たちの町で対応ができなくなって、被災者の皆さんへの福祉の維持ができなくなった場合は、武雄市を紹介して良いか、ということだったので、どうぞ、と申し上げました。

私たちのモデルが、完璧かどうか分かりません。ただ、これを一つのたたき台(β版)として、全国に広まってほしいのです。受入の負担が、被災地の近くだけにとどまるのは良くない。日本全体で分かち合わないと。そのためには、数字や場所といった具体的なプランが必要です。

これを実行するのは、行政(市役所)では無理です。かといって、政治(議員)でも無理です。それができるのは、行政と政治とクロスリンクしている基礎自治体の首長だけ。ともに、頑張りましょう。そうそう、市長会ってこういうのを議論するところじゃないのかな。3月11日以降、開かれないし、そういう市長会だったら要らないよね。
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by fromhotelhibiscus | 2011-03-31 23:10
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