武雄市役所は職員31%減らしたよ。

これは書いておかねば、と思ったんですが、樋渡商店店員一人(僕ですよ)だけで、その上、政治への信頼感を失墜させる原口維新の会騒動にしつこく噛み付いたので、やっとこさ、今日になりました。

今日のは、はっきり言って地味な話題。職員の削減の話。武雄市は、僕が市長に就任させてもらったとき、財政レクを受けて唖然呆然となった。1年で、200億円しか財政規模がないのに、400億円の大借金。誰がこんな借金をこさえたんだ、と市長になった時点で言うのは天に唾するようなもので、言わなかったんですが、これが僕の失敗の始まりでしたね。今に思えば、就任当時の橋下知事のように、はっきり言っておけば良かった。悪いのは悪い、良いのは良い。その原因や理由を付してね。

それが、4年半経った今、320億円まで借金を下げました。その間、これが他の自治体と違うんですが、今の前田副市長ね、当時の企画部長(営業部長)の指揮の下、水道料金最大2割下げ、固定資産税下げ、介護保険料下げといった民主党がまやかしのように言う国民生活第一をやってきた。いわば、厳しい行革を断行しながら、何とか、市役所のできる範囲での市民福祉の維持は図って来れた。

なぜ、借金を減らしながら、いろんな負担を下げることができたのか。これは職員の削減効果が最も大きい。全国の他の自治体が生温い行革を進める中で、私たちは、31.3%の職員、数にして595人から409人を減らした。もちろん団塊世代の大量退職、僕に愛想をつけた職員の少なからずの定年前退職もありましたが、最大の鍵が、市民病院の民間移譲。市民国民の負担で成り立つ100人以上の病院公務員が一気に民間へ。莫大な給料をもらいながら文句ばかり言ってた公務員医師も退散した。職員の削減効果は5年間で33億円ですよ。しかも、移譲を受けた新武雄病院からは年間最大1億円の税収まで入って来る。旧武雄市民病院は赤字垂れ流しでしたよ。

しかし、皆さん、民主党ってどうよ。身内に甘い、甘すぎ。公務員の人件費2割下げは全くできていないし、国会議員の数、給与も手つかず。だから、原口さんには言いたい。まず、民主党の国会議員だから、維新の会なんか変な団体を作らず、民主党の中から変えようよ。そんなに国民運動を起こしたいのであれば、民主党を飛び出さないと。今のままだと、議決に参加したにもかかわらず、21億円という住民訴訟を起こしているうちの平野/江原共産党コンビと変わらないよ。裁判費用は、市民持ちだもんね。結局最後はこっちに話が戻ってしまった(苦笑)。
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by fromhotelhibiscus | 2011-02-19 22:05
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